果樹園畑が点在する中、開け放しの昔の民家のようなノスタルジーを現在のデザインで表現し、古民家のコンセプトをそのまま受け継ぐための計画です。
1階は雨に濡れない駐車・駐輪スペース・土付野菜のストックや汚れ作業等のスペースと家族だけの玄関です。また周辺は大雨の際、水に漬かる可能性があるため、宅地全体を高く上げて対応していますが、この建物は基礎を小さく高くし、建物の住居スペースを高床式にすることによって対応しています。
2階は田の字型プランの変形で、中央の広い通路とリビングは古民家の土間の役目を果たし、接客・作業・食事スペース等、フレキシブルに多用途に使われています。
3階は主寝室・子供部屋。そして外部に天然芝の広いルーフバルコニーを備えています。
南側全面はたくさんの光を取り入れるための大開口部。
鉄骨の斜材により軽やかに空中に浮かんだようなシルエットは
上からも下からも風を自由に取り込むためのパッシブデザインのためでもありますが、
近未来的なデザインは田園風景の中に新しい風を吹かせています。
詳しくは
https://www.harausf.com/raight-box