今回のお客様は、事業を営んでいらっしゃる60代のご夫婦。
社員を招いてのパーティー、ご家族を呼んでの団欒の時間など、
用途によって変化できる空間を作りたいというご要望から始まりました。
メインスペースは、床に座る生活を取り入れたいというご要望から
「こたつ」と「ソファー」を融合させたリビングを提案。
通常、こたつは無骨な足のデザインが多いのですが、
今回は夏でも使えるよう、美しい脚のものに。
その周りにアームレスのアームチェアと2人がけソファを囲うようにレイアウト。
来客時には、こたつの周りにまず人が座り、それを囲う様にソファに座る。
コタツを中心に、円形劇場のように人が集う様に演出しました。
ダイニングにも、円形のテーブルを。
TVボードに向かって、コタツ、ソファ、ダイニングテーブルと座る高さを変えることにより、
TVボード方向に視線が抜けるようレイアウト。
人が多くいても、視線の高さを変えて顔が見えるように演出しました。
全体の色調は、落ち着きのあるウォールナットを主材に使い、
間を作るラグとアームチェアの一つをオレンジ系の色にすることでアクセントに。
また、リビングの大きな壁面にアクセントが欲しいというご依頼も。
通常であればアクセントクロスやタイル貼りとなりますが、
コタツを使うことから、あえて昔ながらの塗り壁の「版築塗り」をご提案。
ベージュ系のグラデーションを横方向に流すことで、壁の広さをさらに演出。
モダンな中に、どこか和の薫りが漂う空間へと仕上げました。
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