人の通行の多い京都市左京区北大路通りに面するたこ焼き屋の計画です。
たこ焼きを焼いている風景が歩道からも目立つようたこ焼き台を正面に配置しました。
その風景自体が看板となり、通行する人の視線を引きつけ、コミュニケーションのきっかけを生みます。
こだわりの素材でつくる琥珀色のたこ焼きをインテリアの色味として表現しました。
たこをまるっと生地で包み込むたこ焼きの作り方を参照し、壁、天井、カウンター、吊戸などをたこ焼き生地の素材感に似たリシン吹付けで包みました。
カウンターコーナーのアールは、自然と人を店内に引き込みます。
L字カウンターはたこ焼きを焼く機能、支払いから受け取り、イートインの立ち食いカウンターなど、様々な活動を受け止め賑わいの中心になります。
銅カウンターは銅製のたこ焼き台と連続感を生み出します。周囲の風景を映し出し、経年変化により落ち着いた色味に変化していきます。
夜は照明光が銅カウンターに反射し吊棚の底面がキラキラと輝き、道行く人の誘目性を高めます。
歩道の賑わいを店内に引き込み、また店内の賑わいが歩道へ溢れ出しながら地域の日常の賑わいの場、憩いの場となることを願っています
資料請求にあたっての注意事項