中古住宅を購入してリノベーションされたお客様です。この住宅は在来軸組の土壁造りでリフォームが難しいタイプの住宅になり、耐震強度の確保が一番の問題でした。お客様の要望はいたってシンプルで「全ての水回りリフォームと大きなリビングが欲しい」と言う私たちがよくお受けする要望です。しかしこのタイプの住宅は間違ったところの壁を改造すると著しく耐震強度がおちる可能性が高く、計画を練る時からかなり入念に下見を行ったうえでリフォームに取り掛かりました。私たち業者はお客様の要望がどんなものであっても、とにかく耐震性が今よりおちてしまうことだけは許されません、もし耐震性がおちる可能性がある場合はお客様に中途半端な言葉ではなくしっかり根拠にもとづいた説明をした上で「できません」とはっきり言うべきだと考えます。私たち業者は、お客様の住まいと生命を守る大きな仕事だとプライドを持ちながら仕事をしています。今回はそういう意味でもお客様にもご理解いただくことができ私たちも満足のいく仕事ができたと思っています。
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