大阪の北摂エリアに建つ二世帯住宅です。
雛壇で先が鋭角になった敷地形状に素直に合わせた外観となっています。敷地境界より1mを隣地との緩衝帯と考え、北側をパブリックな導入ゾーンそして南側をプライベートなゾーンとして整え、その内側に住宅を考えていきました。
建物中央に2世帯の共有エリアを配置し東側を親世帯、西側を子世帯に振分けて、それぞれの世帯を天井高とテラスから緩やかに繋がげています。
2世帯住宅のつながり
シンプルな構成
光の採り入れかた
敷地の形状が四角という単純な形で無いので、どのように建つのかが1番の課題であった。
ひとまず、静かな環境を味わうため、アプローチを長くとって穏やかな導入部分をつくり、敷地の形状を素直に立体として建築に置き換えると、この2世帯住宅の特徴のひとつでもある外観の白いソリッドな壁と緩やかなスロープが完成した。
2世帯住宅なので、要望は多岐に富んだが、趣味や嗜好が家族一緒だったこともあり、スムーズに打ち合わせが進んだ。
この住宅は空間を部屋として間仕切るのではなく、世帯(暮らし方)で大らかにゾーン分けをしています。
空間を細かく間仕切るのもよいですが、ゾーンで分けて用途を兼ねると広く空間が使える好例なのではと思っています。
収納も多いのでリビングなどはスッキリと暮らして頂けます。
2階の勾配天井の上部ハイサイドライトからの採光も気持ちが良いです。
ソリッドな彫刻でしょうか