古湯有馬の地。路地の外れ遊女がいたといわれる場所。大きなモミジの古木が茂る。知り合いを招くためのゲストハウス。迎えるために空間と人が装う。仕組を掘り起こすように竿縁天井の板を外し、壁は素材感を残しつつペンキで薄化粧をして整えた。仕上げに麻ネットを光や影と共にかけるイメージで、竿縁や障子の裏に張った。モミジを揺らす風・・漂う遊女の残り香。
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