「住み易い」「機能的な」・・・
クライアントが老後の生活を迎えるにあたっての言葉である。
そんな会話の中に「家らしい家ってないよね」という言葉がでてきた。
考えさせられる言葉である。
そんな「家らしい家」を形にすることを念頭において設計した。
外観:
シンプルな左官仕上げの箱に、『板』が載っかっているような建物。
一見して屋根面は見えず、軒裏を積極的に見せている。
道路側の横長の窓と塀には木格子を用い、視線と風を遮りつつも透過させ、
光と影の演出を導きだす。
内部:
壁と天井には漆喰を多用し、
全体的に落ち着いたしっとりした空間となっている。
横長の窓からは木格子越しの光が差し込み、
方向性を強調したL型の開口部は庭へと空間を繋げる。
事務所ホームページ:
http://www.mo-arc.com/
作品ページ:
http://www.mo-arc.com/w-06fuj.htm
BLOG:
http://ameblo.jp/mo-arc
写真:Blitz Studio ブリッツスタジオ 石井紀久
掲載:MLモダンリビング174号
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