このプロジェクトは、約70年前、昭和8年に建てられ、平成6年に廃校となり、取り壊される予定だった奥会津の旧本名小学校の木造校舎を、東京目黒区の幼稚園園舎として移築、再生したものです。
◇長寿命 <新しい価値の形成>
3世代に渡り、地域のシンボルであった校舎が、場所を変え、幼稚園の園舎に再構成 することで、新しい歴史を刻み始めました。木造でありながら、100年を超え子供 達に使い続けられる寿命を得られました。
◇省資源・循環 <再使用・再生利用の促進>
旧本名小学校は、地元の人が本名杉と呼ぶ緻密な天然杉を使って建てられていました 廃棄されていれば、焼却処分されていたそうです。
◇継承 <良き建築文化の継承><子供の良好な生育を促す環境整備>
移築は、その建築の持っていた風土、歴史、文化をも引継ぎます。このプロジェクト では、園児と保護者に、解体体験や、古材洗いなど、移築の過程に関わってもらいま した。また、本名地区の方々との交流を深めるため、多くのイベントを企画しました
この園舎で育つ子供達が、自然素材に囲まれ、元気で健やかでありますように。そして、原体験として物を大切にすることを学んでくれることを祈っています。
第2回 「ECOBUIRUD賞」 受賞
第3回 「木の建築賞」 審査員特別賞受賞
資料請求にあたっての注意事項