30代のご夫婦と子供達が新しい生活を始めるために計画された住居です。
本住居は六甲山の山裾、阪急沿線の御影駅や岡本駅、JR線の住吉駅のちょうど中間に位置する良好な住環境が広がるエリアに建築されました。
敷地は東西方向に長く、また接道レベルより一段上がっていおります。周辺環境より南からの採光は四季を通してあまり効果的に望めなかったため、東西それぞれの端部に計2つの庭を設け、その間に挟まれるよな形で2階建ての住居を計画させていただきました。
ホームパーティーを考慮した1階のLDKはシンプルで見通しの良いトンネル型の形状をしており、その先に設けられた東西の各庭へと空間はつながってゆきます。
建具は全て引き込むことでその存在を消しさり、外と内をより一体的に、視覚的にも実スペース的にもより広く使えるようにしております。
屋外での生活をより積極的に充実させるべくダイニング側の庭にはコンクリート製のテーブル、ベンチ、BBQコーナーが作り付けられアクティブに使える庭として計画されました。屋外での食事や会話は常に日々の生活の幅を広げることでしょう。
対するリビング側の庭にはゆったりと目で楽しむべく四季を通して変化を楽しめる静の庭としております。
また2階部分には個室や書斎コーナー、ロフトが設けられております。