東京の私たちへ、熊本県八代市のクライアントからご連絡いただき、実現したプロジェクト。建築企画・構想および内装設計施工を請け負いました。
建築は地元の建設会社に依頼しました。内部の造作(大壁、カウンター、棚類等)やファサードの扉、オーニング、サイン、テイクアウト造作なども弊社がデザイン/制作/施工を担当し、
東京から部材や加工品を運送し、現地で組み立てました。竣工後何度か訪れておりますが、クライアントによると「街のパワースポットとして、たくさんの方を惹きつけている」とおしゃっていただいてます。
GF(弊社):宇佐美(クライアント様)さんの「人を美しくすることがその人の生活を変える」というお話がとても印象的でした。それに加えて、揺るぎない行動力・決断力を感じました。そういう、お会いして長時間のお話の中で感じたさまざまなことを素材として、それを空間に変換していく作業を入念に行い、1ヶ月後、空間を提案させていただきました。
宇佐美さん:コンセプトの文章や絵を見せていただいて、私の想像を超えていて、びっくりしましたが、すごく気に入りました。でも、私自身どうやってお店をつくっていくのか、順序も分からない中で、間取りとか機能とかの条件だけで決まっていくのではなく、感性の方から入って、お話が進んでいく・・・。いったい何ができるんだろう、って。(笑) 周りの人に、できあがりはどうなるのって訊かれても、わかりません、って。(笑)
GF:それでも、宇佐美さん発信の空間なんです。(笑)
宇佐美さん:細かい注文をしていないのに、できあがっていくのを見るのはなんだか不思議でした。間取りとか、ここはこうして欲しいというような条件を伝えてなくても、好きな空間はできるんだ、ということを目の当たりにしました。モノをつくるのには、やり方がきまっていると思っていたが、そうではないのだなぁ、と。そして、そんなことができるところは少ないだろうなぁと思いました。
GF:お店をオープンしてからはいかがですか。
宇佐美さん:お店をオープンして感じるのは、ここが町の「パワースポットになっている」、ということでした。大きな曲面壁がそのパワーを感じる人たちを引き寄せているようです。この空間の中を、スタッフたちが動き回って、さらに活気を感じていただけるようです。
個性的なお客さんが多くて、1日に3回来られるお客さんもいらしゃいます。(笑) 特に男性を引きつけるようで、今まではあまり出会えなかったタイプの方、例えば社長さんとかがいらっしゃるお店になっています。
GF:そうですか。でも、どんな女性も喜ぶような、いわゆる、かわいい店ではないですよね。
宇佐美さん:かわいいお店は他にたくさんあるから、いいんです。(笑)
山口建設株式会社(建築施工)
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