KCH103

【3Dワンルーム】
コーポラティブハウスの内装計画である。
施主は夫婦二人、地下1階、地上1階のメゾネットタイプ。
希望は大量の所有品(CD10,000枚以上、スニーカー、
洋服等)を納める大量の収納が欲しいということ、
みんなで集える大きなLDKが欲しいということ、
通風、採光が十分取れる部屋であることであった。
まず、B1Fにはパブリック性の高いLDKを配置した。
LDKは天井高約3m、壁面両サイドにキッチンや
収納を備えたことに加え、
デッキテラスと連続した仕上とすることで、
すっきりと一層広がりを感じられるように施した。
また1Fには寝室や浴室といったプライベート性の
高い場所を配置した。居室全体に採光が行き届くように、
浴室はガラス張りとし、通風を考慮し吹抜を有し、
階段もスチールのグレーチング仕上げとした。
これらによりこの住戸は大きなワンボックス上のLDKの中に
浴室や寝室のフロアが「浮かんだ構成」になり、
それはまさに「3Dワンルーム」とも言える。

MALOPLUS Inc. / 株式会社マロプラス

三村 大介

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