仙川沿いにある専用住宅
自然に恵まれ、川に面し公園など緑が多い計画地周辺。
その環境と冬暖かく夏涼しいという建て主の要望を発展させ、自然エネルギーの風/太陽を積極的に取り入れ室環境に活かす計画。
天気のよい冬期は窓から室内へ太陽熱を取り込むことに加え屋根で集熱をし、その熱を蓄熱をする。時間/季節による熱の平衡化を意図しました。
集熱の役割の2階は木造、蓄熱をする1階はRC造。二つの構造体がそれぞれの役割を果たし、視覚的にわかるようになっています。
蓄熱の1階はRCに外断熱をし外部に防腐処理をした杉板を張り、内部はコンクリート打ち放し。集熱の2階は内外部とも左官による仕上げとしました。
室内の温熱環境がどこにいても同じように、必要以上に壁で区切らず行き止まりが無く全ての部屋が緩やかに繋がっています。
また、大切なパートナーである猫達が好きなときに外気に触れられるように、防犯も兼ねた格子戸を設けています。
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