中層集合住宅の最上階にある1室のリノベーションです。
角に位置するこの部屋は、コの字型に3面開口があります。
窓はそれぞれ大きさが異なり、上端はほぼ同じ高さでありながら、下端が腰上あたりのものから床面までのものがあります。
まず室の中央にベッドルームとクローゼットを上下二層に分けて配置し、そこを中心として窓に沿ってコの字型にだらだらとつながった細長いワンルームとしています。
窓の下端の高さに合わせてテーブルやキッチンカウンター、椅子としてもテーブルとしても使える高さの窓台、そして畳など、ひとつながりの空間の中でさまざまな高さの生活ができるようにしつらえています。
既存の窓の下端に新設するものの高さを合わせる一方で、ベッドルームやクローゼットの床、天井の竿縁など、既存の下端に変化を与えている部分もあります。
下端という各部位の下の端に着目し、そこをのばしたりちぢめたり、または合わせたりしながら、人によってまたは時間や季節によって、部屋の使い方や居心地の良い場所が変わり続ける、奥行きのある住まいをつくろうとしました。
・寝室を中心にコの字型にフリースペースを大きく確保
・寝室の天井高を低く設定し、上部に収納スペース
・天井の竿縁や木の柱梁で造作を施すなど、和の要素で全体を構成
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