室内にいながら空を眺められる“トップライト”。背の高い建物に囲まれた住宅や、壁面の窓から光が入りづらい住宅密集地の住まいでも、採光性の高い天窓があれば明るく開放的に暮らすことができます。
そんなトップライトがある住まいの建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。理想の住まいを考えるうえでのヒントにしてくださいね。
1:石切りの家
住宅が近接する敷地であることを感じさせず、リゾート感、開放感に包まれる住まいにしたいという希望から、家の中央にトップライトのある吹き抜け空間を設けています。
1階2階のそれぞれの窓を吹き抜けに向かうように設置することで、各方向からの日差しや反射光が、家の中央のリビングにまで到達し、1年を通して内部空間のニュアンスの変化を楽しむことができます。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:150㎡〜200㎡未満
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2:森を望む家
敷地は郊外の山間部を切り開いた大規模な分譲住宅地の東端。目の前にはクヌギやコナラが多く植樹されている森林が広がっています。
三角屋根のトップライトからは明るい光が差し込み、食事や団らんを楽しめるリビングやキッチン、水まわりをあたたかく照らしています。
木のぬくもりあふれる部屋から陽の光を浴びると、まるで森林の中で日光浴をしているような寛ぎを感じられそうですね。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100㎡〜150㎡未満
・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満
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3:MT.house
敷地は都心の住宅密集地に位置し、敷地面積わずか46㎡の狭小地。さらに北側と西側に4m道路のある角地であり、厳しい道路斜線が掛かっています。そんななかで採光と通風を確保した豊かな住空間を実現するため、窓の位置に工夫が施されています。
1階はセキュリティを考慮し最小限の小窓で採光と通風を確保し、2階はテラスを介して比較的大きな開口を設けています。3階は多数のトップライトを設け、コンパクトでありながら開放感のあるLDKとなっています。
また、3層吹抜けた階段室により、トップライトの光が下階に降り注ぎ、下階の採光、通風を確保しています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:50㎡未満
・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満
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4:土間の家【家の中心に天窓のある家】
周りを建物に囲まれた土地でも明るい家を実現できるように、家の中心に天窓を設置した住まいです。
家の中心に設置した天窓の光は1階のリビングまでつながっており、天窓からリビングまでの吹き抜け部分に窓をつけることで各部屋に光を届ける役目をしています。
【事例詳細】
・予算帯:1,500万円以上〜2,000万円未満
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5:House NK
閑静な住宅地に建つ3階建の木造住宅です。周辺住宅からのプライバシー確保のため、東側の南北に細長いライトウェルを設けています。
また、1階から2,3階まで全ての部屋がこのライトウェルに面することで、プライバシーを確保しながらも明るく開放的な住まいを実現しています。
2階のLDKからは11mのガラス開口を通じてこのライトウェルに繋がります。LDKの天井は天然木材を使って柔らかな曲面とし、2箇所のトップライトから採光しています。
天井面は全てを吹抜にするのではなく浮遊感のある曲面天井とすることで、金属に囲まれた固いイメージの外部とは異なり、光があふれたやわらかい内部となっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:150㎡〜200㎡未満
・予算帯:5,000万円以上
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室内に明るい光と開放感をもたらしてくれるトップライト(天窓)がある住まいの建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。
※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。