マンションの一室フルリノベーション。キッチンを中心とした広がりのある空間。壁一面を造作家具で作り、構造の柱やパイプスペース をその中に隠しています。天井の表し梁は構造の梁の圧迫感の軽減と梁の連続性で奥行き感を出しています。
キッチン中心の大空間
建築部品を特注製作
無垢フローリング、漆喰の壁、オーク無垢材のキッチンの素材感
3面をベランダに面し、1面は共用廊下に面した特殊な部屋で、4面とも外気に面するため断熱改修に力を入れています。結果、キッチンを中心とした大空間においてもエアコン1台の弱運転で賄え、大空間の機能的側面を支えている。重く室内に現れた構造の梁下が低く、圧迫感があったのだが、あえて表しの梁を加えることで存在感を中和し、天井に生まれたリズムが奥行き感をもたらしてくれた。