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記事作成・更新日: 2025年 5月23日

マンションリフォームで理想の住まいを実現|成 功するためのポイントと実例7選

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都島のマンションリフォーム(+atelier)

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都島のマンションリフォーム(+atelier)

マンションの住まいをより快適で自分らしい空間に変えたい。そんな方に注目されているのが「マンションリフォーム」です。

本記事では、費用感やメリット、注意点をわかりやすく解説したうえで、建築の専門家が手がけたとっておきのリフォーム事例をご紹介します。リフォームを検討中の方にとって、役立つ情報とヒントが満載です。


マンションリフォームで得られる5つのメリット



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山王の住居(シーズ・アーキスタディオ)

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山王の住居(シーズ・アーキスタディオ)

マンションリフォームには、暮らしの質を高める多くのメリットがあります。生活動線の改善や収納の拡充、断熱性能の向上など、限られた空間を快適に生まれ変わらせる力があります。内装デザインを刷新することで気分も一新でき、資産価値の維持や向上にもつながります。

設備の老朽化に対応できる点も、長く住み続ける上で重要です。住まいの満足度を高める手段として、マンションリフォームは非常に有効です。

間取り変更で生活動線を最適化した事例

生活の質を大きく左右するのが「動線設計」です。マンションでは限られた空間の中で、いかに効率よく移動できるかが快適性に直結します。キッチンとダイニングを回遊できる動線に変更すれば、調理・配膳・片付けの一連の流れがスムーズになります。子どもの支度動線や洗濯・収納の家事動線なども、間取りを見直すことで大幅に効率化できます。実際のリフォーム事例では、廊下を最小限にし、リビングを中心に各部屋へアクセスできる設計にしたことで、家族の行き来が自然になったという声が寄せられています。

生活の中の「無駄な動き」を減らすことで、日々のストレスも軽減され、空間にゆとりが生まれます。動線の最適化は、小さなリフォームでも効果が実感しやすい重要なポイントです。

収納力を向上させたリフォーム実例

マンションにおける収納不足は、多くの家庭にとって大きな悩みです。とくにファミリー層では、季節物や子どもの用品、趣味の道具などが年々増え、収納スペースがすぐに足りなくなります。そこで注目されているのが、収納力を重視したリフォームです。壁面収納や造作棚、ベッド下の引き出しなどを活用することで、限られた面積でも収納効率を大きく高められます。リビングに隣接するパントリーや、玄関横の土間収納なども人気です。生活動線を妨げず、必要な場所に必要な収納を配置する工夫が求められます。物の出し入れがしやすく、片付けや掃除が楽になることで、家全体の印象も向上します。収納改善は、暮らしを整えたい方にとって非常に効果的なリフォームの切り口です。

断熱性能を高めて快適性を向上させたケース

築年数が経過したマンションでは、冬は寒く夏は暑いという断熱性能の低さが問題になることがあります。とくに外気に面する壁や窓の断熱性が低いと、室温が安定せず、冷暖房の効きも悪くなります。近年注目されているのが、断熱性を強化するリフォームです。二重サッシの導入や壁・床への断熱材追加、断熱効果のある内窓の設置など、比較的手軽な施工でも効果が実感できます。

断熱性能の改善により、冷暖房の効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。結露やカビの発生を防ぎ、健康面でも安心な住環境が整います。快適性の向上はもちろん、省エネや建物の劣化防止といった長期的な利点も大きく、断熱リフォームは費用対効果の高い施策の一つです。

デザイン性を追求したリビングリフォーム

住まいの中心であるリビングは、家族が集まり、来客を迎える場でもあります。デザイン性にこだわったリフォームによって空間の印象が大きく変わります。壁材や床材の質感、照明の配置、アクセントカラーの取り入れ方など、細部にこだわることで「自分らしさ」が表現できます。

ナチュラルテイストで統一したリビングは、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気に。反対にモダンスタイルを選べば、洗練された都会的な空間が生まれます。家具やインテリアとの調和も考慮しながら、トータルで設計されることが理想です。日々の暮らしの中で、視覚的な心地よさや気分の高揚をもたらしてくれるリビングのデザイン性は、機能性と同じくらい重要なリフォーム要素です。

資産価値を向上させたリノベーション事例

マンションを将来的に売却や賃貸に出す可能性がある場合、資産価値を意識したリノベーションは非常に重要です。築年数が古くなった物件でも、水回りの設備を最新のものに交換したり、フローリングや壁材を高品質なものに張り替えることで、印象が一新されます。断熱や防音といった機能性を向上させる施工を組み合わせれば、買い手や借り手にとっての魅力が格段に上がります。

不動産市場において「リノベ済み物件」は人気が高く、売却時に他物件との差別化要素となります。資産価値を維持・向上させるためには、見た目の美しさだけでなく、耐久性や使い勝手も重要です。自分が快適に暮らすことと、物件としての魅力を高めることは、両立できるリフォームの大きなメリットです。






マンションリフォームの費用相場と補助金の活用方法


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RCマンション、アトリエのある自宅のリフォーム(アトリエ ヌッフ 一級建築士事務所)

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RCマンション、アトリエのある自宅のリフォーム(アトリエ ヌッフ 一級建築士事務所)

費用の目安を知ることは、リフォーム計画の第一歩です。一般的なマンションリフォームの相場は300万〜1,000万円前後で、工事内容により幅があります。補助金制度を活用すれば、予算の負担を軽減できる可能性があります。
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」など、条件次第で数十万円の助成が受けられます。費用を抑えつつ希望を叶えるには、事前の情報収集と制度活用が鍵です。

平均的なリフォーム費用の目安

マンションリフォームの費用は、内容や規模によって大きく異なります。一般的には、部分的なリフォームであれば100万〜300万円程度、フルリノベーションの場合は800万〜1,500万円ほどかかるのが相場です。水回りの交換は1ヶ所あたり50万〜100万円前後が目安で、キッチンや浴室などの設備更新は費用の中でも大きな割合を占めます。

間取り変更や床・壁の素材変更、配線工事などが加わると、さらにコストが上がります。マンション特有の管理規約により、配管や設備の移動範囲に制限があるケースもあるため、事前の現地調査と見積もりが非常に重要です。費用を抑えるには、優先順位を明確にし、コストをかける箇所と抑える箇所をバランスよく決めることがポイントです。

補助金・助成金の種類と申請方法

マンションリフォームでは、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用することで、費用の負担を軽減できます。「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、一定の性能向上を満たすことで最大100万円の補助が受けられる制度です。省エネ設備やバリアフリー化に対して支給される「こどもエコすまい支援事業」「住宅省エネ2025キャンペーン」なども注目されています。申請には事前に登録された施工業者を通じた申請が必要で、着工前の申請が条件となる場合がほとんどです。

地域によっては独自の助成制度があるため、リフォーム前に自治体の窓口や施工業者に相談しておくと安心です。制度を上手に活用すれば、同じ予算でより多くの工事を実現することも可能です。

コストパフォーマンスの高いリフォーム事例

予算を抑えつつも、満足度の高いリフォームを実現したいというニーズは非常に多く見られます。そこで重要なのが「コストパフォーマンスの高いリフォーム」の考え方です。見た目の印象を大きく左右する壁紙や床材は、質感と価格のバランスを考慮することで、予算内でも高級感を演出できます。キッチン設備も、最新型にこだわらず、使い勝手と省エネ性能を重視すればコストを抑えながら快適性を確保できます。

間取りを大きく変更せずに収納や照明を工夫することで、空間の使いやすさが格段に向上します。プロの建築家や施工業者と相談しながら、費用対効果の高いポイントを見極めてプランを立てることで、満足度の高いリフォームが実現できます。






リフォーム前に知っておきたい注意点とは?



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大きなダイニングテーブルが中心の家(佐賀高橋設計室)

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大きなダイニングテーブルが中心の家(佐賀高橋設計室)

マンションリフォームには特有の制限やルールがあります。構造部分に手を加えられない場合や、管理組合の承認が必要な工事もあります。近隣住民への配慮や工事時間帯の制限も、トラブル防止のために重要です。

施工前に現地調査を十分に行い、想定外の追加工事が発生しないよう備えることが大切です。計画段階から慎重に進めることで、安心して工事を進められます。

マンション特有の制約と対策方法

マンションのリフォームでは、戸建てとは異なる“制約”が多く存在します。注意が必要なのは、構造体や共用部分への工事が制限されている点です。梁や柱などの構造部分を撤去したり、サッシ・玄関扉などの共用部を変更することは基本的にできません。配管や配線の位置も上下階とつながっているため、大きく動かせないケースがあります。

こうした制限により、間取りの自由度が低くなることもあります。トラブルを防ぐためには、設計段階で管理規約をよく確認し、管理組合との事前相談を行うことが不可欠です。実績のある業者であれば、こうしたマンション特有の条件に対応した提案をしてくれるため、業者選びも重要なポイントになります。

管理規約や近隣住民との調整ポイント

マンションでのリフォームには、管理規約の確認と近隣住民への配慮が欠かせません。多くの管理組合では、工事の内容や期間、作業時間帯、搬入経路などに関するルールを定めており、事前に申請書類を提出する必要があります。音や振動を伴う工事は、近隣への通知が義務付けられていることも多く、工事開始前に挨拶をしておくことでトラブルを未然に防げます。

エレベーターや共有廊下の養生、作業車両の駐車場所など、工事に伴う影響を最小限に抑える対策が求められます。調整を怠ると、工事の中断やクレーム対応に発展するリスクもあるため注意が必要です。スムーズに工事を進めるには、管理規約の把握と近隣への丁寧な対応が重要になります。

施工中のトラブルを防ぐための注意事項

リフォーム工事中に起こりがちなトラブルには、騒音・振動・工期の遅延・仕様の食い違いなどがあります。未然に防ぐためには、施工前の十分な打ち合わせと現地調査が不可欠です。工期や作業範囲、使用する素材、完成後の仕上がりイメージについて、業者と細かく確認しておくことで、認識のズレを防げます。工程表や進捗報告を事前に共有してもらうことで、施工中も安心して見守ることができます。

施工管理がずさんな業者の場合、予定よりも工期が伸びたり、仕上がりに不満が出る可能性があるため、信頼性の高い施工会社を選ぶことも大切です。トラブルを最小限に抑えるためには、準備・確認・報連相がカギになります。






失敗しないためのリフォーム計画の立て方



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中古マンションリフォーム(CLAMP一級建築士事務所)

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中古マンションリフォーム(CLAMP一級建築士事務所)

リフォーム成功の鍵は、計画の明確化と段取りの徹底です。目的を具体化し「何を変えたいのか」「なぜ必要か」を明確にします。

信頼できる施工業者を選び、実績や口コミ、対応の丁寧さを確認します。予算やスケジュールは余裕を持って設定し、想定外の出費にも備えましょう。初期段階から専門家と綿密に相談することで、安心して進めることができます。

リフォームの目的を明確にする方法

リフォームを成功させるための第一歩は、「なぜリフォームしたいのか」という目的を明確にすることです。子ども部屋を増やしたい」「老後を見据えたバリアフリー化をしたい」「収納を増やして生活を整えたい」など、目的によって必要な工事内容や優先順位は大きく異なります。複数の目的がある場合は、家族間で優先順位を共有しておくことも重要です。目的があいまいなままだと、完成後に「思っていたのと違う」といった不満が生まれやすくなります。

目的に応じてプロに相談することで、必要な工事の範囲や費用の目安がより現実的に見えてきます。目的がはっきりしていれば、計画もぶれず、納得のいく仕上がりにつながります。

信頼できる業者の選び方とチェックポイント

リフォームの満足度を左右するのが、施工を依頼する業者の選定です。信頼できる業者を見つけるには、まず実績と専門性を確認しましょう。マンションリフォームに慣れている会社は、構造や管理規約などの特性を熟知しており、トラブルの少ない提案をしてくれます。ホームページの施工事例や口コミ、紹介サイトでの評価も参考になります。打ち合わせ時の対応も重要です。質問に対して誠実かつ具体的に答えてくれるか、要望をきちんと聞いてくれるかを見極めましょう。

見積もりの明細が分かりやすいか、保証体制が整っているかも要確認です。価格の安さだけで選ぶと、後々の修正費用や不満につながるリスクがあります。信頼性と相性の良さを重視した業者選びが成功のカギです。

スケジュール管理と予算設定のコツ

リフォームでは、スケジュールと予算を明確にすることが計画全体の成否を左右します。希望する完成時期から逆算して、着工日・設計期間・資材発注などの工程を組み立てる必要があります。マンションの場合、管理組合への申請や工事許可の取得に時間がかかるケースもあるため、余裕を持ったスケジュールを設定することが重要です。

予算は「上限額」を先に決めておくことで、追加工事や仕様変更にも対応しやすくなります。見積もりは最低2社以上から取得し、比較検討することで適正価格を判断できます。細かなコストも見逃さず、必要に応じて減額調整ができる柔軟さも必要です。無理のないスケジュールと明確な予算設定は、計画通りに満足いくリフォームを進めるための基本です。






間取り変更で暮らしやすさが劇的に変わる理由



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子育てを終えた夫婦が自分たちの生活を楽しみ家(ティー・ケー・ワークショップ)

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子育てを終えた夫婦が自分たちの生活を楽しみ家(ティー・ケー・ワークショップ)

間取りを変えるだけで、暮らしやすさは大きく向上します。壁を撤去して広いLDKにすれば、開放感ある空間が生まれます。子どもの成長や在宅勤務など、ライフスタイルに応じた柔軟な設計が可能です。

収納スペースの配置変更で家事効率も改善できます。
現状に不満がある方こそ、間取りの見直しが新たな満足につながります。

2LDKから1LDKへの変更で広々空間を実現した事例

家族構成やライフスタイルの変化に応じて、間取りの大胆な見直しが求められることがあります。2LDKから1LDKへの変更は、使用頻度の低い個室を減らし、リビングやダイニングなどの共有スペースを広げることで、空間全体にゆとりを生み出すリフォームの好例です。壁を撤去して一体感のある開放的な空間をつくることで、視線が抜け、実際以上の広さを感じさせます。

単身者や夫婦二人暮らしでは、収納や家事動線を工夫することで機能性を維持しながら、快適さを向上させることが可能です。また、来客時の使い方を想定して家具の配置や可動式の間仕切りを活用するなど、多目的に使える設計にすることもポイントです。生活に“ゆとり”を取り戻す間取り変更は、リフォームでの人気テーマです。

家族構成に合わせた間取り変更の成功例

家族の成長やライフステージの変化に応じて、住まいのあり方も柔軟に変えることが求められます。子どもが生まれたタイミングで個室を増やしたり、思春期にはプライバシーを確保できるようレイアウトを見直したりと、間取り変更はその時々の家族構成に合わせた最適解を提供してくれます。

子どもが独立した後は個室の一部を趣味室や書斎に転用することで、新たな価値を生み出すことも可能です。実際の事例では、リビングに隣接する和室を廃止し、ワークスペースと一体化させた設計により、家族の会話が自然に増えたという声もあります。

間取りを変えることは単なる配置の変更ではなく、家族が心地よく過ごすための“生活の再設計”とも言える大切な工程です。

将来のライフスタイルを見据えた間取り設計

今だけでなく、5年後・10年後の暮らしを見据えて間取りを考えることは、後悔のないリフォームにつながります。子どもの独立や老後の生活を想定して、可変性のある間取りを採用するケースが増えています。将来的に仕切りを設けられるように設計しておけば、ライフステージが変わっても柔軟に対応できます。将来の介護やバリアフリーを想定して、廊下の幅や段差のない床、引き戸などを導入しておくと安心です。テレワークが一般化した今では、将来的にワークスペースを必要とする可能性も考慮されます。

間取りの自由度が高いリフォームだからこそ、目先の利便性だけでなく、長期的な視点での設計が求められます。将来の変化を前向きに受け止めるための準備こそ、間取り設計の本質です。






専門家が手がけたマンションリフォーム実例7選



実績豊富な建築家によるマンションリフォームは、独自性と機能性に優れています。今回はSuMiKa掲載事例から、7つの多様なリフォームを厳選してご紹介します。

素材のこだわり、空間設計、日常動線など、プロならではの視点が活きた事例ばかりです。実例を通じて、自分に合った理想のリフォーム像がより具体的になります。各事例の工夫ポイントや設計意図をわかりやすく解説します。

①都島のマンションリフォーム|生活動線を見直した上質空間

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このマンションは梁型が少なく、天井がすっきりとしていたため、その特徴を活かして「空のようにどこまでも続く開放感ある天井デザイン」を採用。限られた空間の中でも、伸びやかさと広がりを感じられるよう工夫されています。一方で、天井以外の建具や家具、仕上げ材には存在感のある素材を使用し、シンプルな天井とのコントラストによって空間全体にメリハリを生み出しています。単なる見た目の刷新ではなく、既存家具の活用や収納の再整理、設備の更新など、これまでの生活に根ざした実用性も重視。

これまでの暮らしを丁寧に継承しながら、新たな快適性を加えたリフォーム事例です。マンションの持つ潜在的な魅力を引き出す、設計者の視点と工夫が光る好例となっています。

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②古民家解体材を活用|温もりを感じる再生リフォーム

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「本物の古材を使ってマンションをリフォームしたい」という施主の強い希望をきっかけに実現した、都心マンションのスケルトンリフォーム事例です。設計者と施主は、古民家が多く残る福島県の山あいの村を訪れ、解体材を一緒に選定。実際に使用する部材の種類や量を慎重に見極める、緊張感のあるプロセスを経て計画が進行しました。選ばれた古材は燻蒸殺菌の後に加工され、床材や玄関の玉石模様など、施主とともに現場で一つひとつ仕上げ方を決定。その場で素材を並べながら意匠を決めていく作業には、既製品にはない“住まいを共に作る”楽しさとこだわりが詰まっています。

完成後、施主からは「落ち着いて心地よく、ここにいるとどこにも行きたくない」という言葉が寄せられました。素材の温もりと丁寧なプロセスが生んだ、世界に一つの再生空間です。

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③芦屋の家|既存駐車場を活かした増築アイデア

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JR芦屋駅からほど近い閑静な住宅街に立地する本計画では、もともと敷地いっぱいに建てられていた大邸宅を解体し、地下駐車場の基壇部(コンクリート躯体)を残したうえで、木造2階建ての小ぶりな住居を新たに増築しました。改築のポイントは、街との調和を意識したスケールダウン。道路に面した外壁に角度をつけ、圧迫感を軽減させる工夫が施されています。建物自体をできるだけコンパクトに抑えたことで、敷地に余白が生まれ、そこは草花好きなクライアントにとっての“見せ場”となりました。

建物の周囲を囲むように丁寧に植えられた草花は、住まいに彩りと季節感を添えると同時に、周囲の街並みにも穏やかな変化を与えています。住まいと街の関係性を丁寧に設計した、地域に開かれた増築リフォームの好事例です。

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④山王の住居|日常と非日常を融合させた空間設計

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RC造賃貸マンションの最上階をフルスケルトンリフォームした本事例では、傾斜屋根の特性を最大限に活かした空間構成が魅力です。リビング・ダイニングには傾斜天井を採用し、子ども室にはロフト、トイレ・廊下上部には屋根裏収納を設け、高さ方向に豊かさを持たせた設計となっています。ゆとりが生まれた空間には、陽だまりの「コージーコーナー」や大型シュークロークなど、暮らしに彩りを添える場所も用意されました。

断熱性能は東京地域の最高等級(等級4)を実現し、快適性と省エネ性を両立。遮音対策としては、乾式二重床の下にグラスウールを敷き込み、さらに石こうボードやカーペットを層状に組み合わせるなど、徹底した工夫が施されています。

日常の安心感と、非日常的な空間体験が融合した、機能美あふれるリノベーションです。

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⑤RCマンション|アトリエ併設で自宅兼クリエイティブ空間

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築22年、長年住み続けたマンションをリフォームした本事例では、住まいの快適性と創作活動の場を両立する設計が実現されています。リビングとキッチンの間仕切りを撤去し、オープンキッチンと一体化したことで、空間に広がりが生まれました。さらに、梁に囲まれていた天井を落とし、2階のスラブ下に直接下地を打ち込むことで、天井高は従来の2400mmから2600mmへとアップ。ルーバーと間接照明を組み合わせることで、視線が上へと抜ける開放的な空間が完成しました。リビングの一角に設けられたアトリエスペースは、元のL字型配置を活かしながら壁面の連続性を意識してデザイン。

オープンでありながらリビングと一体感を持たせ、創作にも暮らしにも心地よい空間となっています。機能と感性を両立させたリノベーションの好例です。

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⑥光と風の通り抜けるスケルトンリフォーム

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築約30年のRC造マンションの一住戸を、徹底したスケルトンリフォームで一新した事例です。既存の間仕切りや設備をすべて撤去し、吉野杉の無垢床や珪藻土の壁、タイルを空間ごとに選び抜くなど、素材にこだわった上質な内装を実現。キッチンや収納、本棚などの造作家具も、使い方や収納する物に合わせて一点ずつ設計・製作されました。機能面でも、インナーサッシや断熱材の導入により、遮音性・断熱性を新築分譲マンションレベルに向上。

間取り設計では「風と光が通り抜ける家」をテーマに、引戸や欄間戸、ガラリ戸を組み合わせて空気と光の流れを各所に確保。窓のない廊下や水回りにも自然光を届ける工夫が施されています。キッチン背面には「宿題カウンター」も設けられ、暮らしとコミュニケーションをつなぐ空間として機能しています。

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⑦大きなダイニングテーブルが中心|人が集まる住まい

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東京都世田谷区のマンションを舞台にした本リフォームは、「家族全員が楽しく暮らせる場所」をテーマに設計されました。水回りは既に改修済みだったため、コストを抑えるためにそこには手を加えず、居住スペースの再構築に注力。既存の間仕切りをすべて撤去し、広々としたワンルーム空間を実現しました。その中心には、長さ約3メートルにもなるオリジナルの大きなダイニングテーブルが配置され、食事はもちろん、会話や遊び、仕事までもが交差する生活のハブとなっています。空間には黒板塗料で仕上げた青い壁や、来客時に空間を仕切れる可動式の間仕切りなど、遊び心ある仕掛けも満載。

住まいが家族や友人との時間を育む場所となるよう設計された、開放感と楽しさにあふれたリフォーム事例です。

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まとめ


マンションリフォームは、限られた空間の中でも暮らしを大きく変える力を持っています。動線や間取りを見直すことで得られる快適性、素材やデザインにこだわることで生まれる満足感、そして将来を見据えた資産価値の向上、そのすべてがリフォームの魅力です。

今回ご紹介したように、専門家の豊富な知見と提案力によって、マンションという住まいの可能性はさらに広がります。暮らしに寄り添った計画があれば、機能性と美しさを兼ね備えた空間は必ず実現できます。

今の住まいに少しでも不便や不満を感じているなら、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。あなたの“こだわり”が詰まった理想の住まいが、きっとそこに待っています。

Text SuMiKa運営事務局

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