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記事作成・更新日: 2023年 4月13日

マンションリノベーションの建築事例9選

SUMIKAに登録されている建築事例の中から今回はマンションリノベーションの建築事例をご紹介します。築40年以上のマンションのリノベーション、マンション1室のリノベーション、海沿いのマンションのリノベーションなど、光の取り込みや導線に配慮された建築事例をぜひご覧ください。

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<1>有明のマンションリノベーション(キッチン中心の家づくり)

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有明のタワーマンションにおける、家事動線や家事収納にこだわったリノベーションです。「子育て×仕事」が愉しめる空間をコンセプトとし、LDKとファミリールームが一体となったワンルームのような生活空間を提案しました。室を分ける間仕切り壁はつくらず、キッチンカウンターを中心とし、最小限の収納で空間を仕切りました。単調で無機質なワンルームにならないよう、あたたかいオークの無垢材や無機質な白の建具、やわらかいパステルカラーの壁紙、冷たく美しいタイルなどの異素材を組み合わせて、視線や触覚に変化を与えしました。特に無垢床材は、サンプルを多く取り寄せ、クライアント様とショールームに出向き、色や手触りを確かめて採用を検討しました。

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既存のマンションの間取りを全改修すると1000~1500万円程度かかってしまいます。今回の改修のご予算は400~500万円でしたので、改修範囲を絞りました。キッチンは既存利用し、腰壁をつくりタイルで覆うことで、撤去や解体を最小限ににしました。また、キッチンからリビングを見渡せる空間構成にすることで、建具数をできる限り縮減しました。



【事例詳細】

・敷地面積:300平方メートル以上

・予算帯:400万円~500万円未満


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<2>宮崎台の家

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築41年のマンションリノベーションです。南側隣地の竹林を借景として最大限取り込むために南側バルコニーに面した2部屋と真ん中にあったLDKを一つの空間にしています。明るく開放的で、ゆったりとしたLDKとなっています。

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LDKの一部に書斎コーナーを設け、ご夫婦がいい距離で快適に過ごせるようにしました。



【事例詳細】

・構造:RC造


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<3>ローコストフルリノベーション

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マンションの一室をリノベーションするプロジェクト。クライアントは、ご夫婦と子供2人の4人家族です。子供の成長など、生活スタイルが変わり続ける、その生活を包み込むことができるように設計を行いました。
バルコニーとLDKの間に、大きな建具(窓や戸など)を設け『インナーテラス』を計画しました。建具により、LDKの形状を整形に整えるとともに、大きな開口部に建具があることで体感的な広さを生みます。また、『インナーテラス』は、外部と室内とのバッファーゾーン(緩衝空間)となり、空調効率も向上するような計画となっています。広い5枚建の建具がある面は、既存の面に比べ、視覚的に大きく広がりのある空間になることを狙いました。

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オーソドックスな平面計画ですが、それを構成する要素は、将来の家族の変化を取り込めるような可能性を含んだ計画としています。また、改修にあたり、コストを抑えるために、規格サイズの材料の利用、大工工事としても高い精度が保てるような家具の設計、既存下地の利用など、工務店と細かに打ち合わせを行い、コストバランスを調整し、給湯器、水回り(風呂、キッチン、トイレ)などを含むフルリノベーションを実現することができました。



【事例詳細】

・構造:RC造

・敷地面積:50~100平方メートル未満

・予算帯:700万円〜1000万円未満


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<4>南大塚の家

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長年住んでいた住居を、若いご夫婦と子供の生活スタイルに合わせてリノベーションしました。

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細かく分けられていた間仕切りを撤去し、全ての場に光が回る明るくオープンな空間としました。



【事例詳細】

・構造:鉄骨造


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<5>光を愉しむリノベーション

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リフォーム前の部屋は開口部が多く雑然として落ち着かない印象で、使用されている素材も新建材が中心で部屋自体が味気ない雰囲気を強く感じました。建主からも明るく広々とした空間にして欲しいとの要望がありました。そこで、この計画では細かな各部の調整と寸法の整理で空間を整えることを意識し、あえて既存サッシの前に壁を立てるなど、開口部と壁のプロポーションを変更し、光の入り方を変化させることで空間に落ち着きと居心地の良さがでるように心がけました。

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リノベーションは限られた空間をどのように変容させていくかが、勝負所です。ビフォー、アフターの降れ幅の大きさが注目されがちですが、居住性を上げることや居心地を良くするなど、生活空間をしっかりと整えることを心がけています。



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<6>回遊動線を愉しむリノベーション

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都内のマンションリノベーションの計画です。同規模のマンションが周りを囲み、効果的な視線の抜けや借景はあまり期待できない環境でした。隣接地でも新築マンションの建設が始まる状況だったため、採光を部屋全体に効率的に廻し健康的な室内環境を形成することに注力しました。

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L型バルコニーが取り巻くめずらしい住戸でしたので、バルコニーを縁側のような中間領域と見立てて外部を近くに感じる開放的な室内環境の獲得を目指しました。



【事例詳細】

・予算帯:1000万円~1500万円未満


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<7>公団住宅の部分リノベーション

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築40年の公団住宅に住む夫婦のための部分リノベーション。子どもたちが巣立って、物置となっていた北側の和洋2室と玄関を一旦スケルトン状態にしたうえで、1室を寝室、玄関も改修し、狭く薄暗かった部屋を大きく解放して床暖房・壁面の断熱を施し、ゆったりと過ごせるベッドルームに変身。収納も圧迫感が出ないようにカウンター状の低い収納を設け、奥に壁一面の収納を設置しました。

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ご高齢の世帯では、お子さんがいたころの間取りではせっかくの空間が十分に活用されないケースがほとんどかと思います。今回のケースでは改修中も一時退去することなく改修部分を限定してリノベーションしました。こうした部分改修でも驚くほど生活の質が向上します。



【事例詳細】

・構造:RC造

・敷地面積:50平方メートル未満

・予算帯:300万円~400万円未満


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<8>room ∩ rooms ― マンションリノベーション

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千葉県の住宅地に建つ築40年程のマンションの1住戸をリノベーションしました。マンションの敷地内には3棟の建物がゆったりと配置され、敷地内の木々は40年で成長し、緑豊かな公園のような環境をつくっています。既存の住戸は2つの和室のある2LDKの間取りで、お施主さまからも「和室と寝室のある2LDKの普通の間取り」を要望されました。そこで、2LDKという形式を継承したまま、新たな空間の繋がりをつくることで、周辺のゆったりとした空気や時間の流れを活かす空間を提案しました。

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鉄筋コンクリートの躯体を現した、がらんどうの空間の3つの角に2つの部屋(寝室と和室)とキッチンを配置し、それぞれにテーブル・デスク・こあがりのある窓をあけることで、リビングと部分的に重なるもう1つの「room」をつくりました。この「部屋ではない」新たなスペースが、間仕切りで仕切られた部屋とは違う次元で家の中心となります。領域が重なる部分は、テーブル(食事)、デスク(仕事・趣味)、こあがり(座る)といったアクティビティを生じる家具となっており、建具を開け閉めすることで、様々な使い方ができます。



【事例詳細】

・構造:RC造

・予算帯:500万円~700万円未満


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<9>海沿いのマンション最上階のフルリノベーション2

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海沿いに建つ築約50年のマンション最上階のリノベーション。海が見える開放的なロケーションではありますが60平方メートル弱と広くはなく、天井の高さも既存の状態では2.3m、さらに2本大きな梁も部屋の真ん中に出てきていて、少し圧迫感のある状態でした。既存構造壁の位置の関係で浴室や洗面、トイレ、キッチンの場所はあまり変えられず、その制約の中で空間を生まれ変わらせることを考え設計しています。

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個室を望まれなかったので水回り以外は壁で仕切る必要がなく、廊下側玄関横にあるウォークインクローゼットは高さ2mの壁で囲いましたが、天井付近は開放されている状態です。2.3mだった天井は作り替えて限界の2.4mを確保し、天井の2本の既存梁どうしの間は天井を下げて大きく隠し、段差に間接照明を設けてすっきりと整えています。
海を眺めながら食事や仕事をし、眠りにつく。この家にはとても穏やかな時間が流れています。



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文:SUMIKA運営事務局

※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。

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