薩摩川内市に建つ平屋の木造住宅です。せり上がる勾配屋根と天井、分節された庭・中庭が特徴的な空間の建物となります。微妙に角度と方向の異なる勾配を組み合わせて、折り紙の様に連続した屋根を構成し、勾配なりに天井を張っていきます。空間によって天井高も異なり、一部に床高の変化も持たせて、流動的な空間を高さによって緩やかに分節しています。 屋根及び外壁は、白い鋼板の縦ハゼ葺きの同材とする事でソリッド感を強調し、フラットルーフではない新たな木造の表現を目指しました。