SUMIKAには、家づくり専門家の方々よりさまざまな建築事例が登録されています。その中から今回は勾配天井の住宅について、建築事例をピックアップしました。勾配天井の空間を活かした開放感ある家の建築事例をご覧いただき、理想の家づくりのヒントにしていただければ幸いです。
もし勾配天井の住宅の建築事例で、相談したい専門家が見つかりましたら、各専門家ページから【資料リクエスト】や【メッセージ送信】をご検討ください。
<1>4人家族のコンパクト住宅
密集した住宅地の旗竿敷地に建つ家族4人の住まいです。
1階は主寝室や水回りなどのプライベート空間を纏めています。玄関は将来建主がバイクを駐輪するとのことからスラブ仕上げのままとし、空間的な連続性を意識して水回り以外は同じ仕上げで揃えました。
階段は2層分の高さのある空間でトップライトからの光が2階やロフトへとゆるやかに導いてくれます。また、南北に風が抜けるようにトップライトとLDKの間仕切り壁の一部に開口を穿ち、空気と光が通るように計画し、2階は斜線制限の限度まで高さを確保し勾配天井で広がりのある空間つくり、一部に子供室となるロフトを設けそれぞれの居場所を確保しています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:100~150平方メートル未満
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<2>勾配天井とプライベートテラスのある家
都市部の法規制が厳しい敷地のポテンシャルを最大限活用した住まいです。
住宅が建て込んでいる環境であることから2階にLDKを配置し、勾配天井や外部のプライバシー性の高いバルコニーへのつながりを持たせる設計をすることで面積以上の開放性を得ることができるよう配慮しました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:50~100平方メートル未満
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<3>地形を活かした勾配天井の平屋
敷地は、接道する駐車スペースを除き、前面道路よりも盛土されており、周辺の住宅はすべて新築で構成された住宅街に位置しています。
設計時に敷地周辺が更地だったことや、密集した区画割りであったことも考慮され、クライアントからの要望は、極力周辺から閉じることと、極力コストを抑えたいということでした。
3人家族のクライアントに対し、LDK/主寝室/子供部屋の3つの空間をそれぞれに応じたボリュームで設計し、それらをつなぎ、周辺から閉じるように卯建壁を設ける計画としました。
隣地境界に近接して周辺の住宅が建つことが想定されたため、東西面には窓を設けず、南北側に窓を設け、プライバシーに配慮しながら採光および通風を確保しています。もともとあった敷地高低差をそのまま内部空間に取り入れ、キッチンからの視線とダイニングカウンターに座った時の視線が合うように工夫されています。勾配屋根の断面形状はそのまま室内側にも現し、極力床を上げないように設計することで、効率的な空間利用を目指しました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・予算帯:1500万円〜2000万円未満
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<4>正方形プランの30坪の木造平屋住宅
正方形にまとめた平面プランに、頂点をずらした方形屋根をのせた30坪の平屋住宅です。
形状はシンプルですが、グレーに塗装した杉板の鎧張り、コテ塗りの外壁、コンクリートの擁壁、浮遊感のあるテラス等、素材やディテールで陰影や奥行きを演出しています。
屋根形状に合わせてLDKの天井はラワン合板貼りの変形勾配天井。間接照明が室内全体を優しく照らします。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:3000万円以上〜3500万円未満
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<5>矢田山の平屋
市街地から少し外れた山の中腹に建つ住宅です。リビングルームの窓には、街全体を見渡す景色が広がります。
「天井の高い家にしたかった」という施主様のご希望がありました。
室内に入ると見晴らしの良い外の眺めとあいまって、高い勾配天井が圧倒的な解放感を与えてくれます。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:3000万円〜3500万円未満
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<6>大刀洗の家
豊かな庭を望める南側に、ダイニングキッチンとリビング和室を並べるおおらかな平屋建てを提案しました。
屋根なりの勾配天井が広がる伸びやかな空間は夫婦の趣味や集いの場となり、深い軒で夏の日差しを遮り冬の日光を取り入れる、南側の大窓から北側のハイサイドライトへと風を通す「光と風」を意識した自然エネルギーを有効に活用した住宅です。
外装は隣接する森に溶け込む黒を基調とした杉板とガルバリウム鋼板に対し、室内は真っ白な漆喰と木目が映える染色塗装による明るく柔らかな空間とし、内外のコントラストを明確にしました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:300平方メートル以上
・予算帯:3500万円〜4000万円未満
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<7>ミナベノイエ(Renovation)
合計8LDKほどの築50年以上の家はご家族には広すぎるということで、減築を前提にしたリノベーション計画としてスタート。「暮らしやすさ」を重点に置き、全体的にレイアウトを見直しました。
減築で面積は半分程度になるので狭くなり過ぎないか心配されたものの、通路スペースを無駄なく部屋空間に取り込み 面積を最大限に活かすことができました。
また続き間の和室は天井を取り払うとリズミカルに並んだ丸太梁が出てきたので、 リビングと畳コーナーは勾配天井で構造を現し、リノベーションならではのインテリアを演出しました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:1000万円〜1500万円未満
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<8>第二の人生を過ごす木の家
屋根なりの勾配天井はシンプルな架構の登り梁、屋根野地板が現しになっていて中央にあるリビングは天井が高く、水廻りの上部はロフトスペースとして利用しています。大きい開口部は冬季、積極的に太陽の熱を室内に取り入れ、太陽高度の高い夏は軒や庇で日射を遮ります。構造材、仕上材共、地域材の杉を使用する認定低炭素住宅で国交省の地域型住宅グリーン化事業の対象となる木造平屋住宅です。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:1500万円〜2000万円未満
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文:SUMIKA運営事務局
※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。