この住宅は、約21坪の狭小の旗竿敷地に建っています。また、敷地周囲も2方向には隣家が迫って建っていて圧迫感のある、囲われた厳しい条件でした。
しかし、敷地の一辺にかろうじて開いている部分があり、そこには隣地であるす一本の桜の木がり、狭小敷地ながらも魅力を感じました。
唯一開いた隣地側にあえて「ナカニワ」を設け、住空間「タテ」へと繋ぐ螺旋階段と一体化させた『タテノニワ』と呼ぶ「ソラ」へと延びる吹抜を中心に各室を設けました。
この『タテノニワ』は十分な光を内部にもたらすだけではなく、各室の生活の気配と言った内部の繋がりや、自然界の持つ変化、時間といった外部で起こる出来事を内部へと伝えてくれています。
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