敷地周辺は旧いテナントビルや店舗の間にオフィスビル、マンションが立ち並ぶ新旧混然とした街並みにある。まちなかの環境に建つ住まいとして、周辺を完全に遮断せずに、その中に異質な形態を投入することで、緩やかに視覚的な隔離をする。又、周辺に対して閉じずに接点を保ちながら“住まう家”として、強固な外皮を持ちながら、内に柔らかなものを包み込む。夜になるとそこから生活の光がこぼれ、人影が映り、まちなみに温かな光が落ちる。
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