角地の敷地は、一方が小学校の桜とイチョウ並木に面し、もう一方には店舗付住宅が建ち並ぶという条件で、いわゆる同種のコンテクストの住宅地とは違い、用途もスケールも異なる周辺環境にあります。
ここに開放的で豊かな自然を感じられる、家族のための暖かい空間が求められました。
プランニングは基本的に1階・2階共に連続した空間で、この温熱環境を担保する深夜電力利用の蓄熱式床暖房を1階に敷設しています。
2階リビングの外周には小さな3つの中庭とバルコニーが配され、この中庭と交互にアルコーブ状の小さな部屋が設けられることで、外からは閉鎖的に視線をカットしながらも外の風景を充分に取り込み、内部空間は極めて開放的なものとなっています。
小さな部屋は四角い置き畳によって和室なったり、書斎や図書室、篭り部屋等に、また、建具を外してリビングとの一体利用等、変化が楽しみな小さなスペースです。
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