阪神淡路大震災により被災したため建て替えられることになった。近くに商店街があり駅からも近いという立地条件を生かし、会館スペースを持った寺院である。従来様式と異なる外観となった一因でもある。震災の影響が大きいのだが、ともかく気軽に人が集え、明日への活力が見出される空間造りを心掛けた。但し軸性を持った境内、相輪、深い軒出及び間取りは、従来様式を踏襲している。
西蓮寺という名前に因み、本堂棟と庫裡棟に挟まれた中庭に、白玉砂利を敷き詰めて、ガラス製の蓮のオブジェ(時田恭子氏作)を配置してみた。四季折々の様相を呈する樹木との色の共演を狙ったつもりだが。
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