築後20年の7階建て共同住宅。ご夫婦は1・2階を住まいとしていますが、日当たりが悪く冬場は足元が冷えて寒いので、部屋の奥まで光が入る明るくて暖かい部屋にしたいとの事でした。
以前は仕切られていた部屋を大きな一つのスペースとする事で、視界の広がりを良くしました。部屋の1階という事もあり大梁が2本通っている為、梁の存在感を無くす計画としました。キッチンは書斎と対面式で、作業をしながら会話が楽しめ、階段横の壁をなくしキッチンからリビングへの視界を良くした。水廻りの出入口は段差をなくし、間口を広く取る事で、将来車椅子でも不自由なく通れる寸法を確保しています。リビングに仏壇収納をおさめる事が出来る場所を造作でつくりました。白く清潔感のある内装で、部屋の奥まで明るく光が差し、一年中快適に過ごす事が出来る、これからの新たな生活を、明るく・暖かく・やさしく包み込みます。