建築家と家づくり 好きに暮らそう SuMiKa
記事作成・更新日: 2015年 8月28日

主役はフルオーダーのオープンキッチン。家族の会話が生まれる家。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

家族との会話を大切に、との想いをリノベーションコンセプトに。

今回ご紹介するのは、3人家族のお住まい。リノベーション工事中に誕生したお子さまとの新生活を、ゆったりと楽しまれている様子が伝わってくるお部屋となっています。

田の字型に仕切られていた、築35年の3LDKを、2LDK+ウォークインクローゼットの間取りへリノベーション。約70㎡という十分な面積を活かした、開放的なレイアウトが完成しました。

このお住まいの主役は何と言っても、フルオーダーのオープンキッチン。出張が多く多忙なご主人が少しでも長く家族と過ごせるよう、「料理をする奥様と会話を楽しめる、ステージのようなダイニングキッチン」がコンセプトとなりました。

「ヴィンテージ」で雰囲気を統一し、落ち着ける空間に。

全体を通して、こだわったのが「ヴィンテージな空間づくり」です。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

コンクリートの躯体現し(くたい:建物の構造そのもの・骨組みのこと)にした天井、白い壁と剥き出しの鉄管、ブラックのダクトレールがバランス良く相まって、雰囲気を醸し出していますね。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

キッチンはフルオーダーで制作。シンクとダイニングテーブルを一体型にし、コンロは壁側に設置。こちらには藍色のタイルを貼って重厚感を出しています。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

タイル張りのパターンは「フランス張り」を採用。美しい仕上がりが魅力です。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

また、シンクと一体となったダイニングテーブルが、フローリングの色とシンクロしていることにも要注目です。フローリングに染色を施したことで、全体の統一感に加え、ヴィンテージ感もグッとアップしました。

実用性と将来を見通した設計が、メリット大。

雰囲気のみならず、実用性も盛り込まれているのがこのお住まいの特徴です。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

玄関を入ってすぐの場所に、土足のまま入ることのできるウォークインクローゼットを設けたところは大きなポイントのひとつ。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

寝室にも出入りが可能なつくりのため、出張で使うトランクを運び入れるのにも役立っているようです。

キャンバスに追加する
写真を拡大する

さらに、バルコニー手前に奥行き30cmほどの土間を設け、洗濯物を干したり、バルコニー用のサンダルを置くスペースとして活用している点も、アイディアが活きていますね。

お子様のお部屋を増設することを想定して、あらかじめ壁を作るための下地を作っておくなど、将来への備えも万全。お子様の成長に合わせた今後の変化も楽しみな、素敵なお住まいとなりました。

物件データ

キャンバスに追加する
写真を拡大する

▲リノベーション前

キャンバスに追加する
写真を拡大する

▲リノベーション後

築年数(完工時)
:35年
面積
:70.56㎡
間取り
:LDK → 2LDK+ウォークインクローゼット(将来的に+1部屋の予定)
構造
:RC造
場所
:東京都世田谷区
家族構成
:ご夫婦+お子様

いかがでしたか?
このリノベーションは「リノベる。」が手がけています。
「リノベる。」の施工事例集やリノベーションに関するコンテンツが満載の
「リノベる。マガジン」はこちらから無料でお申し込みができます♪


関連する家づくりカテゴリー

おすすめ

前の記事

築40年、2人暮らし、48㎡。収納力の課題をリノベでど...

次の記事

なぜ今、小屋なのか?SuMiKaが仕掛けた「小屋フェス...