大阪市内南部に敷地はある。
すぐ近くに古墳跡があり、早くから人が暮らしていたことが想像できる。少し歩けば、活気ある商店街もあり、現在においても非常に住みやすい街だ。
市内としては比較的大きな敷地で、間口は7.7m、奥行は22m。接道が北側につき、主要な空間を2階南側に集めた。南端のサンルームは床をタイル貼りとし、インナーテラスの役割をはたしている。それに続くリビング・ダイニング吹抜を持ち、建物深くまで光が届くよう計画した。
エントランスホールは非常に大きく、大理石貼りとなっている。人を迎えるこの空間は、緩やかな曲面壁に囲まれ、それに沿うよう配置された階段が上階へ導く。階段手摺は、スチール製とし、有機的な曲線を描いている。
ファサードはタイルの曲面壁に囲まれる。北側には寝室、水廻りを集めているので、最小の開口となっている。
テーマは古城のように。いつまでも変わらぬ家になればと願う。
◇図面等、詳しくはこちら→http://atelier-m.com/gallery/サンルームと吹抜のある家/