私達アーキネットデザインは伝統工法や自然素材、それらを現代の生活様式や適切なコストで実現させるため、設計のノウハウはもちろんのこと、材料の入手方法や工事をする職人の質とコストにまでこだわった、新しい木の家を目指しています。ここで紹介する住宅はその中でも特に骨組みの木にこだわった家づくりです。
私達は、2004年の3月に埼玉県都幾川村(現ときがわ町)のある山主さんから樹齢70年余りの山の伐採の話を頂きました。そこで、当時設計中であったYさんにその伐採の見学をお誘いした所、とても興味をもたれ参加されました。その後、伐採した木材を天然乾燥をしている間に設計は進み、結果として、Y邸の1階部分にその杉材を使う事がきできました。
もともと天然素材に関心が強かったYさんの家づくりにおいて、今回はタイミングよく伐採の話があったので、お施主さんにとっては木材の生産から流通、加工に至る過程が体験出来た事は、大変幸運な事だったと思います。ちなみに、このとき伐採した杉の木は50本で、このうち20本ぐらいを利用しました。
また、Yさんの住宅の伐採からの家づくりは、この年の9月20日にNHKの朝のニュースに紹介されました。
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