「だんだんの家」は、計5つのレベルがゆるやかにつながる”スキップフロア形式”を採用しています。これは、傾斜のある敷地を無理矢理造成することなく利用し、道路から玄関にアクセスしやすくするためです。結果、それぞれ異なった用途が階段や吹き抜けを通して緩やかにつながる、変化に富むおもしろい空間ができあがりました。どこに居ても家族の気配を感じる事ができます。また、将来エレベーターを設置出来るように設計しており、バリアフリーにも対応しています。
切り旬の木材を利用すべく、設計段階からときがわ町の木材共同組合「彩の森ときがわ」と連絡を取り合い、原則天然乾燥材を用意してもらいました。構造材は土台以外全てときがわ産で、輸送にかかるエネルギーも抑えることができています。また、建て主さんにも伐採見学会に参加してもらい、
山との顔の見える関係を築きました。品質は、加工場搬入時に含水率を全数チェックすることにより確保しています。
真壁づくりとし、構造材が内装に表れています。内壁はすべて漆喰塗りで、その消臭作用から、木の香りが強調されています。このようにほとんど自然素材によってつくられた家は、月日とともに変化し、味わいが深くなって行きます。せっかくの自然素材の家、斜面にそって吹く風が家の中を通るように窓を配置して、夏でもエアコンになるべく頼らない工夫もしています。
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