SUMIKAに登録されている建築事例の中から今回は「埼玉県」の住宅の建築事例をご紹介します。吹き抜けで光をつかまえる家、日常がキャンプのような住宅、無暖房でも快適な住まい等、埼玉の建築事例をぜひご覧ください。
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<1>本太の家 通り道が作る暮らしの距離感
二世帯住宅の計画です。起伏の多いエリアに位置する敷地は、四方を異なるレベ ルの道路と隣地に接しています。 古くから残っている大谷石で作られた土留は、目新しいものではないけれど、風化した表情は慣れ親しんだものであり、過ぎた長い時間を感じさせるものでした。この風景の名残を地域に残しつつ、長い時間をかけて堰き止められてしまった風や光の粒子・虫や種の通り道を作り再流させることが、計画の核となっています。
本計画は、敷地を縦断する通り道と、その両サイドに配した生活空間で構成されています。大谷石の土留をコンクリートの型枠の代わりとして利用し、劣化が激しいところは痛みの少ない大谷石に積み替え、何十年と続く風景を残すことを試みました。隣地の緑地帯から、敷地内を貫通して道路まで貫通する長い通り道は、敷地を超えた自然環境の帯を地域にもたらします。 豊かさをもたらす通り道は、敷地を超えた隣家間にも広がり、未来に残る地域風景の一つとなる可能性を感じさせます。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:200~300平方メートル未満
・予算帯:5000万円以上
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<2>光をつかむ家(Light Fall House)
敷地は、東京近くの住宅密集地。南側道路だが向いには3階建ての家が並んでいて、1階は殆ど日影になっています。敷地面積は63平米と小さく、建築面積ギリギリの2階建てとすることから計画はスタートしました。建て替え前の2階の明るさを話してくれた施主に、1階も明るい家をお渡ししたいと考え、吹き抜けから光を取り込み、1階まで明るい家を考えました。2階からしか入らない直射日光を「つかまえ」吹抜けから、滝のように光が流れ落ち、家の色々なところに光が届く設計をしました。
光をつかまえる吹抜け部分は、家の中の半屋外的な場所だと考え、壁には外壁で使う下見板張りという、木の板張りをし、屋外的な雰囲気を創り出しています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:50~100平方メートル未満
・予算帯:2000万円〜2500万円未満
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<3>焼杉と土壁漆喰の家
パッシブデザイン要素をシミュレーションソフトで最適化させる現代的技術を駆使ながら、焼杉と土壁・漆喰という日本古来の材料で仕上げた高性能住宅です。屋根・壁共に充填+付加断熱を施し、エアコン1台で快適な温湿度を実現出来る断熱性能を有していますが、スマートウィンという超高性能木製窓を採用した大開口南面窓からの日射取得により冬は無暖房でも快適な住まいです。
また、大開口南面窓は1階部分にのみ外付けブラインド・ヴァレーマを採用することで、日射遮蔽と採光のバランスに気を配っています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:150~200平方メートル未満
・予算帯:3000万円〜3500万円未満
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<4>athena
以前に開発され、周辺に住宅が建ち並ぶ住宅地での住宅建築です。ある程度カーテンを開放して、窓から屋外の景色を楽しみたい、という施主の要望から計画がスタートしました。将来的に施主の親御さんも一緒に暮らせるように住宅自体を回遊動線として計画し、車椅子の場合でも回転しやすい間取りを検討しました。
回遊動線の中心部分となっているのは、脱衣と浴室のスペースで、キッチン側から家事の一連の流れに組み込めるように配慮し、脱衣室の反対側のドアはトイレ側の廊下に通じており、実用的な使い勝手にも役立っています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
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<5>子育て世代、3人家族の二階建(30坪、3LDK)
限られた敷地の中にコンパクトにまとめた外観の住宅です。
将来的にも使えるよう梯子ではなく階段で昇降できるロフトを計画に盛り込みました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100〜150平方メートル未満
・予算帯:2500万円~3000万円未満
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<6>風景を取り込む家
家の中に異なる大きさ・勾配の屋根を3枚計画しています。
大きな開口部で風景を最大限に取り込み、家の中に風景を楽しむ3つの家のような部屋を計画しています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・敷地面積:50〜100平方メートル未満
・予算帯:3000万円~3500万円未満
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<7>杉戸町の家
コンパクトな総二階建ての家型の建物と、木張りのスクエアな建物を組み合わせてできた住まいです。二階建ての建物は大きな吹抜をもった、明るく開放的な家族が集まるスペースで、一方スクエアの建物は、水回りや居室等をまとめたプライベートスペースとなっています。
庭に向けて大きく開口を取り、庭と2つの建物が三位一体となって美しい住空間を形成しています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:200〜300平方メートル未満
・予算帯:3000万円~3500万円未満
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<8>house A 空が通り抜ける家
傾斜地を雛壇上に造成する、開発エリアの上方の一角を敷地としています。この傾斜地のもつ眺望や開放感、吹き上げるように下から上へ流れる気持ちの良い風を、周囲に家が建て込んだ後にも強く実感できる家となることが望ましいと考えました。
1階に個室と水周り、2階にLDK、その間をロフト階とし大きな収納スペースを設けました。そうすることで、2階の床高さが周囲の家々のレベルより上がり、傾斜方向に対しての抜け感を得ることができます。平面的には、ほぼ整形な敷地のコーナーからコーナーに向けて2つのヴォリュームをずらしながら接するように配置し、対角線上に抜けをつくるようにそれぞれのコーナー部に窓を設けることで、家のなかを風と光が通り抜けていきます。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100〜150平方メートル未満
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<9>日常がキャンプのような住宅
敷地は、台地の北側端部に位置して、南に向かって緩やかに勾配がついています。2階のホールや階段と一体になる吹き抜けのあるリビングに、薪ストーブ。玄関ポーチの役割を果たすデッキテラスは、間口3間(5460mm)、出幅2500mmの大きなオーニング(電動テント)付き。天気に応じて、リビングに入る直射日光を防ぎます。
南側一面に張り出したデッキテラスの一部分は、リビングにくい込む入り江状のインナーテラスとして、利便性の高い外部と内部の中間領域を作っています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
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文:SUMIKA運営事務局
※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。