田園都市線「たまプラーザ」駅から徒歩2分という立地にあるこの建物は、地下1階から2階をメディカルモール、3・4階に賃貸&SOHOがある。
下階にメディカルモールがあるためバリアフリーはもちろんのこと、「癒しの空間」として建築や空間自体も一つの治療行為になれるデザインに取り組んだ建物である。
地下と1階には四季の移ろいが感じられる草木と水流がある水盤とウォーターウォールがあり、周囲には壁面緑化を施した。
賃貸、SOHO部分の3,4階には、専用のラウンジや屋上庭園があり入居者のコミュニティースペースとなっている。入居者にとって、日差しがよく入りどこも明るく、水音、草木の緑で心地よくゆっくりとした時間を過ごせる空間となっている。
デザインというものがメディアに多く取り上げられ、より身近に感じられるようになった現代において、入居者はその空間にスタイルを求めるようになってきているのではないのか。しかし、何もない器(空間)を提供するだけでは、お洒落だが使いづらい部屋にしかならない。部屋全体はコンクリート打放しに白塗装の空間で、一見無機質な印象を与えるが、入居者が思い描くそのスタイルの布石、ヒントになるように配慮した結果である。入居者がどのように生活するかを思い描き、設備、収納といった機能面に気配りを施した空間となっているため、冷暖房、床暖房、浴室乾燥機、オートロック、TVインターホン、CATV(ネット対応)、ホームシアター(オプション)、オリジナルIHキッチンと設備が充実している。収納においても収納量はもちろんのこと、吊り棚を梁型部分に設置することで空間を広く見せる等、デメリットをメリットに変えるといった、つくり付け家具も充実している。
目指した部屋は、居心地のよい部屋ではなく、外で頑張るためのベースになってくれる部屋。それは、入居者が求めている環境をつくりやすい部屋である。
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