家族構成はご夫婦、お子様の3人家族。都会の喧騒から離れ自然と一体になれる家ということをテーマとした。リビングの床の高さを施主と一緒に現地に行った時に空き地に捨ててあった車の屋根に登り「ここだ!」と2人で声を上げ決定した。その事が全てのスタートだった。また、素材探しに備前に行った時に見つけたガラス工場で使われていた耐火レンガとその耐火レンガにくっ付いていたガラスのかたまりとの出会いがこの建物の大切な要素となった。耐火レンガは外壁の腰壁に、ガラスのかたまりはトイレの開口部となった。
浴室を東南に配置し、大自然を見ながら入浴できる最高のリラックス空間とした。トイレには、自然の形(原型)のままのガラスのかたまりを利用し幻想的な光に包まれる空間。
家族皆が自然と一体となることをテーマにしたことで心豊かな家となった。
吹抜けのあるリビングは構造材である柱・梁に一本の丸太を利用し味わいのある雄大な空間が演出される。そして、このリビングからは広大な景色を一望することが出来、大自然と一体となれる開放感のある空間が広がっている。