長野県安曇野に建った母屋と離れの二棟建て平屋です。
玄関には式台を設け、ホール床は畳敷きにしました。
居間から庭を望む開口部サッシは両脇に引き込み、居間からデッキそして庭先へ連続させた空間を可能にしました。
居間食堂の引き込み障子を建込みました。障子は、外からの視線を隠しながら室内に柔らかな灯を入れてくれます。居間には薪ストーブを設け、火のゆらめきを見ながらくつろげる場所にしました。
母屋と離れの渡り廊下で見える軒裏は、母屋が私どもがよく使用する小幅板天井で、離れが伝統的な化粧垂木現し仕上げです。
和室には銀閣寺の東求堂を模した床の間を設えています。
床の間の開口は引き込み襖を引き出せば、正月等の晴れの空間の床の間の壁になります。順番に手前に引き込み襖、床の間壁用引き込み襖、引き寄せ障子、引き込みガラス戸、引き込み網戸、引き込み雨戸が設えています。
落ち着いた和の空間となりました。
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