中川の集合住宅

建蔽率限度60%、容積率300%ですが、10mを超える建物については日影規制が掛ってきます。4階建て以上の計画では高さ10mを超
え、日影規制をクリア出来ませんでした。東京都安全条例の規制で道路に面さない住戸の開口部前面には窓先空地（今回は隣地
境界線から幅員1.5m以上）また、窓先空地から道路まで規定の幅の屋外通路（今回は幅員1.5m以上）が必要です。
当計画地における最大建築面積は44.92㎡ですが、共用廊下8㎡程度は最低でも必要であり、残る約36㎡程度（階当たり1戸当たり
約12㎡）で住戸面積を確保する必要性から窓先空地を避けた部分で、屋外通路上部に住戸を配して9戸分の住戸面積を確保して
おります。屋外通路に面する壁面、軒天は耐火構造とする必要があり、木造建物では困難を要し、条件もかなり厳しくなること
から、今回は鉄筋コンクリート壁式構造をご提案致します。
なお、1階については北側に共用廊下を配すると1階の住戸の居室部分（トイレ等の附室を除く）の面積を東京都安全条例の規定
の7㎡以上が確保できませんので、１階については窓先空地から道路まで必要な屋外通路をアプローチとしております。

一級建築士事務所 岸雄一郎建築設計事務所

岸　雄一郎

設計事務所会員

設計事務所会員とは

主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。

通常営業中です

詳細を見る

この専門家に相談する

この専門家の資料をリクエスト

前の建築事例

Japanese restaurant u

次の建築事例

東京大学 西東京キャンパス 研究作業施設