愛媛県の伊予西条市の市街地に計画した木造平屋建ての住宅である。敷地は閑静な住宅地の東南の角地にあり、2方向の広い道路に面している。交通量も比較的多い通りに面していることから建物本体を道路から少し後退させて計画を行う事とした。
家族構成は夫婦2人子供3人の合計5人シプルな木造の建物を希望された。クライアント(ご主人)様の趣味はロード自転車である。その趣味と生活空間が一つになれるようまた、家族の気配を感じ同時にコミュニケーションの場として土間リビングが生活空間と一体となって楽しめるよう計画を進める事となった。この住宅の最大の特徴は大断面の集成材を用いた構造と土間を現代的に組み上げた平面計画にある。土間のある日本的な平面構成を考え、土間をL型に配置し、土間通路を利用したリビング空間へのアプローチや自転車のディスプレイと個室ゾーンへのプライバシーを配慮した、杉板コンクリート打ち放しをリビングと個室の中間に採用して平面機能を合理的に組み上げて全体計画としている。木製建具の中間には柱はなく、外部空間と大きな開口部を通して杉板コンクリート壁までの、室内空間が、一つになれるようDESIGNしている。
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