敷地は滋賀県の彦根市。30年ほど前に開発された住宅地の建替えに伴う30代の夫婦と小学生の子供2人のための住宅である。90坪弱の敷地に駐車スペースと南庭を確保した後に建坪20坪のコンパクトな家型を配置した。延床34坪、個室は最小限の空間、周囲の住宅より一回り小さいボリュームで内部を最大限有効に使うことを要望された。
1階はLDKと水回り、2階に寝室、子供室、和室の各個室を基本とし、1.5階に多目的に使用できるギャラリー、床下に書斎、各個室には収納のロフトを設け6寸勾配の切妻ボリュームを最大限に利用した断面計画である。
外壁は杉板と左官仕上げを2mの高さで切り替えたデザインである。左官のメンテナンスを考え手の届く範囲までの施行とした。断熱はウレタン吹付、サッシは複合サッシ、樹脂サッシを用いている。
屋根面からの熱の進入を防ぐため、180mmの吹付断熱を施した断熱性能の高い住まいである。
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