八ヶ岳の麓、ウインタースポーツを楽しむご夫婦ためのセカンドハウスの計画です。
敷地は広葉樹と針葉樹が混ざり合う森に囲まれ、隣戸とは100m程の間隔でしょうか。
冬の雪の中のアクセスを考慮し、車が敷地内を通り抜けることができるように森の木々の間を縫う車の動線を描きました。
その動線の上にまたがるように、森での最低限の生活をするための直方体の建物を載せました。車は建物の下にアクセスして、直接住戸内に入ることができます。
セカンドハウスは大きな一体の屋根に包まれたワンルーム。両サイドに大きな開口とバルコニーを設け、広葉樹と針葉樹の森の中に浮かぶクライントの拠点ができました。
設計担当:納谷学、高橋正嘉
構造設計:寺門規男
構造形式:地下一階 壁式RC造 + 一階木造
延床面積 : 94.40m²(28.56坪)
地下面積 : 48.03m²(14.53坪)
1階面積 : 46.37m²(14.03坪)
①車が敷地を旋回する軌道上にまたがるように計画しました。
車は直接建物の下のガレージに入って、そのまま出て行くことができます。
②土中に埋まるところは、鉄筋コンクリート。その上に居住スペースが上に載せています。
居住スペースが森の中に浮いているように感じます。
③居住スペースは大きな矩形のワンルームになっています。
屋根の棟を対角線状に通していて、その造形がそのまま内部空間に現れています。
冬の利用が多いので、車が敷地を旋回する軌道上にまたがるように計画し、車から直接居住スペースに入れるようにしました。
理想の生活を聞かせてください。
敷地の条件と予算を考慮して最適解を提示します。
森に浮かぶ木の車両
車の旋回軌道を跨いでいるので、居住スペースが木々の中に浮かんでいるように見えます。
高橋正嘉(元スタッフ)
かい構造設計 寺門規男