「開口部を大きくとって冬の日光を沢山取り入れて、夏の日差しは「軒の深さと袖壁」によって制御できるように工夫してあります。一般的に「開口部の大きい建物は耐震性に劣る」場合が多いですが、この住宅は「サッシの内側に筋違を入れて耐震性能を確保」してあります。その結果として「構造計算上は耐震等級3」という結果でした。。
無駄を極力省いて2000万円(税・エアコン・カーテン・地盤改良工事・外構工事・設計料・抵当権設定・登記費用・地盤調査費用・各種申請費用別途)で、満足のいく仕上げが出来ました。
27.5坪という床面積の為に「窮屈さの克服」が一つのテーマでした。
南側の開口部を大きくとって「開放感の演出」を行い、「回遊プラン」を取り入れたことで窮屈さを感じさせない建築となりました。
また一般的に「開口部の大きい建物は耐震性に劣る」場合が多いですが、この住宅は「サッシの内側に筋違を入れて耐震性能を確保」してあります。その結果として「構造計算上は耐震等級3」という結果でした。
北側隣地への「採光の確保」と「階段下へのトイレの配置」を考えて、各階の階高を2450mmとして、一般の住宅より350mmほど階高を抑えました。
この結果として建物の重量が減って、「地盤の悪い敷地」でしたが構造計算上は問題がありませんでした。
また建物の重量が減ったために「耐震性能」もアップしました。
南側の開口部を大きくした為に「省エネ計算のUA値」は悪い結果でしたが、実際に住んで頂いたら「大きな開口部を真南に向かせた」ことで、冬は晴れていれば朝の8時半位から暖房はいらないそうです。また夕方7時近くに帰宅しても「断熱施工の確実性」と「気密性の処理」によって日射熱を蓄えるので17°C位は保っているそうです。「省エネ計算の6地域」の建物ですのでUA値の計算より「いい断熱性能を発揮する結果」となりましたが、寒冷地ではこうはいかないと思います。
夏の日差しは「軒の深さ」と「袖壁」と「バルコニー」によって、ある程度制御できるように設計してあり、建物の対角に窓を配置して、引き戸の多用による「風の通りみち」の確保もプラン時に設定してあります。
夜景がきれいです。