瀬戸の家 | セトノイエ
2018年 愛知県瀬戸市
自然豊かな愛知県瀬戸市に計画した木造2階建て住宅である。
敷地周辺には畑と住宅が点在するのどかな地域である。
計画敷地は北側道路に面し、南側には畑が広がり日当たり良好な立地である。
南側の畑も施主の土地となる為、建物が今後立つことはない。
東側には自生した木々たちが生い茂り、南側の開けた景観とはまったく違い、トトロの森のような雰囲気をかもしだしている。
建物計画としてこのトトロの森のような緑を建物計画に取り込めないかと考えた。そこで中庭と東側の森とをつなげ建物内部から中庭を望むと森も自然と望めるように計画した。
北側道路からは閉じた建物とし、東側は森を借景とし中庭を広げ、南側にはLDK・和室を配置し畑が広がる開放的な計画とした。
LDK・和室は中庭と南側の畑が面するため、それぞれ違った庭を楽しむことが出来る。
中庭のウッドデッキに座ると外部からの視線は一切なく完全なプライベート空間となり、森の木々と中庭の木々が揺れ、青空を眺める。
時間がゆっくりと流れ、日々の疲れを癒やしてくれる空間となっている。