House for Northern Region
House
冬場は青森湾から激しく風雪が吹き付けるため、雪下ろしはせず、雪かきも最小限にすることを第一に求められた。ほとんど垂直に近い平滑な金属屋根面を北側に設け、南側も同じ金属材を用い、自然落雪を促す形状とし、軒先にはルーフヒーティングゾーンを設けた。水回りや倉庫をコアスペースとして中央部にまとめ、それ以外の居室はなるべく大らかな空間になるよう工夫した。
断熱性能には充分配慮し、屋根面には100㎜厚のグラスウールを2層使い、その間に空気層を設けた。外壁面にも220㎜厚のグラスウールを充填した。1階床の根太部および大引き部にもそれぞれ60㎜厚、100㎜厚のグラスウールを入れている。室内は壁に珪藻土や白い塗装を多用し、天井には赤みを強調したピーラー材を用い、落ち着きと温かみを感じられるようにした。
日々を大切に丁寧に生きる人に、何気なくも上質な、愛着の湧く空間をお届けしています。
青島裕之(あおしま ひろゆき)/青島裕之建築設計室
Hiroyuki Aoshima / Hiroyuki Aoshima Architects
私たちの仕事は公共建築はコンペから、民間の仕事はSNSやHPを見た方から多くのご依頼を頂いています。
住宅、別荘やセカンドハウス、医療施設、公共建築など今までにも多く遠隔地での設計をしていますので、遠隔地の場合でもお気軽にご相談ください。
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