海洋都市・青森。建物全体のイメージは舟を連想させるものとした。湾曲したむくりのある大屋根は、あたかも船体のようにシンプルで力強い印象を与えている。また北風からファサードを守る役目も担っている。
リニアな平面計画により、廊下の軸線が建物全体をまっすぐに貫き、住宅の端から端まで見通せるため、また吹抜けを効果的に配することで、内部はのびやかな感覚に包まれている。鉄骨造のため、屋根と外壁の断熱には現場発泡断熱材を平均30㎜厚で吹いている。ポリエチレンフォームに換算すると50㎜厚(この地域で標準的な厚さ)に相当する。現場発泡断熱材は隙間なく吹かれるため、実際の厚さは薄くてもその断熱性能は高い。
寒い時期が続く北国青森で、大きく開放的な窓と吹き抜けを持つ家です。
高気密高断熱の性能と、大きなムクリの屋根で、全室に日当たり、眺望の良さと広々と開放的な間取りを実現しました。
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