西日本最高峰である「石鎚山」のお膝元にあたる愛媛県西条市が敷地です。まわりには、縄文時代の遺跡や古墳が点在しており、文化的な雰囲気が残る自然豊かな環境です。敷地は、前面道路が南と西に接しており140坪の東西に長細い形状になっています。クライアントの要望は…
・真っ白い四角い2階建ての住宅
・中庭を望める広い玄関スペース
・駐車場から玄関まで屋根が必要
予算的に140坪の敷地に2階建てを建てるとかなりの余白を作ることになってしまい敷地を生かしきれない。2階建ての要望をより詳しくヒアリングすることで、クライアントが天井の高い吹抜けのような空間を求めていることに行き着きました。そこで、LDK・和室・こども室・寝室の居室部分を3,950mの天井高さに設定し、南側より採光を確保するレイアウトを計画しました。天井高さを利用し北側にハイサイドライトを設け通風と採光も確保しています。駐車場には大きな屋根を掛け、この屋根を潜るように玄関へのアプローチを進みます。趣味の自転車を四台展示できる広い玄関からは濡れ縁と続くデッキスペースを望めます。濡れ縁は各居室と繋がっており、また前庭との関係を緩やかに保ちます。
天井高さが生活スタイルに広がりと潤いを与える住宅です。
・天井の高いリビングダイニング
・大きな土間玄関
・全室が南の庭に面している
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