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本郷町の家|トップライトの光に包まれた開放的な住まいの建築事例写真
本郷町の家|トップライトの光に包まれた開放的な住まい
山田誠一建築設計事務所
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本郷町の家|トップライトの光に包まれた開放的な住まい

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周辺は、自然環境と建物がよいバランスで広がる郊外住宅地であるが、比較的コンパクトな街区のため、隣家が近くて思うように窓が開けられず、建物の影になってしまって日照や通風が十分に得られないことが考えられた。また地方都市での車の必要性から数台分の駐車スペースを道路側に設け、人通りの多い道路側に対して目線を遮るなどのプライバシーを考慮していくと、おおよその配置や建ち方が決まってしまう。郊外住宅地の環境ではよくあるケースだが、画一的な住宅地の一角をつくってしまうことになりかねない。そこで、外部環境から順に思考していく一般的な設計プロセスを見直すことにした。
まず、住宅密集地の環境を一旦遮断して、外部環境に大きく影響されない理想的な空間を設定する。均等グリッドとトラスによって支えられたひとつのヴォリュームを導きだし、その4辺にトップライトを設け、均質な光で満たした。外からの視線や騒音などを遮断しつつ、近年多発するゲリラ豪雨などの水害に備えて建物を地面からもち上げ、外部環境からの影響を抑えた内部空間をつくり、改めて外部環境に接続していった。外周壁と切り離された入れ子状のヴォリュームに機能と諸室を設け、それぞれに必要な寸法を割り出しながら全体の気積を求めた。そして、トップライト下の通路部分を1階のフロアレベルからさらに建ち上げ、その上下に格子付き窓と地窓、デスク、本棚、キッチンなどを設けた。さらにトップライトからの光をあえて遮る垂壁を設けることで、外部環境とのを整理し、大きな気積の中に深い陰影と奥行きをつくりだした。
外部環境を一旦遮断し、理想的な空間を求めた上で再度外部環境に接続することは、もともとネガティブだと感じていた場所の印象を、固有の特徴や個性へと肯定していくプロセスである。

Photo|Akinobu Kawabe

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山田 誠一

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設計事務所会員とは
主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。
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竣工年
2021
部屋数
3
家族構成
夫婦(子供あり)
構造
木造軸組住宅(在来工法)
敷地面積
150㎡〜200㎡未満
延床面積
100㎡〜150㎡未満
外壁仕上げ
無垢板ファサードラタン
屋根仕上げ
GL鋼板葺き
内装仕上げ
砂漆喰塗・ヒノキ無垢材表し
床仕上げ
フレキシブルボード
所在地
静岡県
ロケーション
都市
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