分譲地角地でインナガレージのある平屋を考えた住宅です。外部は車やバイクメンテのためスペースを優先的に確保して、内部は吹抜、高窓、多方向への視線の抜けを設けることで、プライバシーを確保しながら、明るさと広がりのある居室空間としています。趣味の車と平屋で暮らすカタチを実現しています。
分譲区画角地でも平屋のガレージハウスが建ちます。
大きな窓がなくても明るい暮らし。
「インナーガレージは絶対欲しいけど、分譲角地で平屋は難しいと思っています。」初めのヒアリングで、すでにほぼあきらめかけていた平屋を実現した事例になります。ヒアリング時に詳しくおうかがいすると、外部空間で求めているのは駐車場とアプローチぐらいでした。そこで、思い切って南道路際まで家を建てる計画を提案して、インナーガレージも平屋も実現しています。
南道路際まで家を建てる提案としたので、南に位置するリビングの窓の大きさをどうするか、依頼者と一緒に悩み、検討を繰り返しました。あえて腰高ベンチ付きの大きな窓(FIX窓)を取り、植栽で目隠しする案、目線高さの窓として道路からの視線は遮断する案、南以外からも自然光を取込む工夫も同時進行で検討を重ねました。最終的にはリビングでくつろぐことを最優先して目線高さの窓を採用するに至りました。同時に東の高窓や西の小上りに窓を設けることで、明るさと抜け感は十分確保できて、満足いくリビング空間となりました。
こだわりや実現したい思いは様々ですが、敷地の制約からあきらめてしまうこともあるかもしれません。しかしそのあきらめは、自己完結している場合も多いと思います。まずは話を聞いてくれる相談者にあきらめた理由とともに、あきらめきれない思いも話してみてはいかがでしょうか?そのあきらめきれない思いがカタチとなることもあるかもしれません。この事例はそんなあきらめかけた思いがカタチとなった事例です。
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