L-Court House

中庭を中心につながるサーキュレーション
千葉駅から、千葉都市モノレールに乗って20分ほど行った住宅地にある、夫婦と子供2人のための住宅である。
以前よりこの敷地に住んでいたクライアントの家は、四周に大きな余白をとった敷地の真ん中に、典型的な木造2階建ての住宅が建っているというものだった。

広い敷地を活かす為、初期段階から中庭型の建物配置が検討され、ボリュームスタディを重ねるうちに、L型を回転させながら積み上げたような空間構成が生まれた。
建物ボリュームとしてのL型と、目隠しフェンスの面としてのL型が、太陽光の入り方、外からの視線、中にいるときの開放感等に注意を払いながら、中庭を中心に回転するように積み上げられている。
建物の対角する位置に、内部階段と外部階段を設けることで、外部を取り込みながら中庭を中心に循環する動線が生まれ、人の動きも、建物と同様回転しながら内と外、上と下を行き来できるような空間になっている。
ボイドとしての外部と内部空間、それぞれのサーキュレーションが、中庭を結節空間として包み込む。

Project Data
プロジェクト名：L-Court House
竣工年月：2009年1月
カテゴリー：住宅
敷地面積：202.38㎡
建築面積：84.75㎡
延床面積：113.35㎡
住所：千葉県千葉市
規模：木造２階建て

テレデザイン一級建築士事務所

田島則行

設計事務所会員

設計事務所会員とは

主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。

通常営業中です

詳細を見る

この専門家に相談する

この専門家の資料をリクエスト

前の建築事例

Platform-R & Lucian

次の建築事例

White Blank