地方都市郊外の新興住宅地で周辺には畑地や林が残るおおらかな立地です。敷地もたっぷりとあり、庭との一体利用、土間、大きな開口といったキーワードが要望条件でした。
ここでは、広い敷地を大きな庭園と捉え、建物を駐車場やアプローチ部分も含め分棟で構成し、東屋のように配置していきました。 各棟は内外のぐるっと廻れる土間でつながり、棟によって囲まれた大小の庭が設けられています。
中央のメインのLDK棟の南北は建具によって大きく開放され、緑の庭とデッキの庭という2つの大きな庭と一体化し、様々なアクティビティを誘発しています。
太陽光、太陽熱、輻射空調等、開放的な立地を活かした自然環境とのパッシブな関わりを保ち、連歌のように棟が増えていくことも想定した計画としています。
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