築10年ほどの中古マンションをご購入されたご夫婦のために、暮らしに合わせたリノベーションを行いました。設備はまだ新しく十分にきれいな状態でしたので、「自分たちらしい住まい」へと整えることを意識しました。
ご主人がリモートワーク中心であることから、リビングの一角には“こもれるワークスペース”を設置。単に仕切るのではなく、リビングの気配を感じつつ空調も取り込めるように室内窓を設けています。
また、玄関横の和室はお客様を迎える場としても、自分たちが落ち着ける空間としても使えるように計画。奥の板間には脚を取り付けてカウンターとして使用できるようにし、足を入れてくつろげる仕様としました。
既存の壁をできるだけ活かしながら、「見せる場所」と「そうでない場所」を丁寧に分けることで、コストを抑えつつも素材にこだわった空間に仕上げています。