定員70名程度の保育園です。事業者が区有地を借り受け運営する計画で、プロポーザルにて選定されました。
都内にしては珍しく広大な敷地であることから、木造の平屋の計画とし、屋根をできるだけ低く抑えることで、園庭や周辺への圧迫感を低減しました。
保育室内は棟木に段差をつけることでハイサイドライトを設け、明るさと開放感を取り込みました。木の質感を感じられるよう、保育室やバルコニー、アプローチの梁や軒天に木をあらわしで用いています。
道路沿いの3本の既存の大きなサクラは残し、シンボルとなるよう、道路から見た際サクラを中心に徐々に風景が展開する植栽計画としています。園庭まわりは四季を通して花が見られます。
また、園舎は隣接する児童遊園に平行に配置し、つながりを意識しました。周辺住宅地のスケールになじむよう、北側壁面は雁行状とし、隣接する住宅から十分に離隔しています。
都市部でもゆとりと自然を感じられる保育園を目指しました。
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