「心地の良いオフィス環境」、「居室としても使えるガレージ」をコンセプトに、そして「シンプル」を常に頭の片隅に意識しながらデザインしてあります。
外壁を兼用しているコンクリート打ち放しの境界塀、素地のセメント板と透明ガラスで構成された外観は素材の色をそのまま現しています。
雨樋や開け閉めができる窓など、不要だと判断した建築要素は切り捨ててあります。
2Fの内部空間は木の香り、空だけが見えるハイサイドガラスから入る光、床開口からトップライトに抜ける清々しい空気に満たされています。
内部の仕上げも床材以外は排除しました。
1Fのガレージ空間は5mの間口に梁を細かく掛け渡し、方杖に構造用合板を貼って強度をとることで有効に利用できる空間をより多く確保しています。
中庭に面した柱と筋交いを橋梁のトラスのように配し、ガラスをはめ込むことで長時間過ごすこともできる明るいガレージスペースになっています。
ガレージ門扉は手動の上吊り戸ですが、その重量と大きさによって開け閉めが一つの儀式のようになるほどの重厚感があります。施錠は外部からボルトを差し込んで固定します。
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