














故郷に秋田トヨペットの能代店を設計しました。
能代は、かつて秋田杉を中心とした木材産業で盛えた街です。
そこで、カーディーラーを整備工場とショールームに分けることで、ショールームを木造で提案しました。
スパンを短くして梁背を抑えるために、杉の柱からは枝葉状に長さの違う枝を頬杖のように出しました。
能代らしい杉の構造体を使い、柱林の下で笑顔が生まれればと思います。
設計担当:納谷学、太田諭、廣戸海斗
構造設計:グランドワークス 蒲池健
施工会社:中田建設
構造形式:ショールーム=木造、整備工場=鉄骨造
竣工年月:2016年3月
敷地面積:3124.55㎡(945.18坪)
延床面積:886.20㎡(268.07坪)
1階床面積:809.79㎡(244.96坪)
2階床面積:76.41㎡(23.11坪)
柱
木が枝を広げるような杉柱の構造体です。
高い天井
2層分の高い天井を杉の柱林が支えるような提案しました。
一般的にカーディーラーの多くはは鉄骨造がほとんどです。ここは木都・能代です。木造のショールームを提案しました。
クライアントに木造のカーディーラーを提案したら、喜んで賛同していただきました。その笑顔が忘れられません。
木刀
本来は鉄でできているものだからです。

廣戸海斗()