クライアントの実家の敷地内に息子さん夫婦の戸建てを建てることになりました。
同一敷地内に二住戸は建てられないため、敷地を分筆しています。
敷地は実家の奥のため、旗竿敷地で竿の長いに敷地形状になりました。
敷地南側の隣地は空地でしたが、将来隣家が立った時のことを踏まえ、リビングを旗竿敷地の旗の中央付近に。
リビングは天井高く、その周りを諸室が囲うプランにしました。
家族が必ずリビングを通って、それぞれの個室や諸室に移動するようにして、家族の距離感を日常の中で無意識につなぐことを考えました。
設計担当:納谷学、高野健太、源真希
構造設計:寺戸巽海構造計画工房 寺戸巽海
施工会社:石和建設 美濃谷
構造形式:木造在来工法 2階建て
敷地面積:288.80㎡(87.27坪)
延床面積:124.39㎡(37.63坪)
1階床面積:88.68㎡(26.83坪)
2階床面積:35.71㎡(10.80坪)
神奈川建築コンクール優秀賞
1明るいリビング
三方向からのハイサイドライトで、常にいつでも明るいリビングを実現しています。
2敷地の高低差を利用
一段下がったダイニングキッチンを下げました。家族の目線がリビングと近づきます。
3吹抜け
高いリビングの天井で2階の子供部屋と吹抜けでつながります。
南の隣地が空地になっていたため、いつか建物が立った時に光が入らなくなるという近い未来に対して、リビングを敷地の中央に計画してハイサイドライトを設けることで、隣地の環境の変化に関係なく明るい家を実現しました。
クライアントの実家の敷地内の奥に建てるため敷地を分割しましたが、もともと奥に長い土地だったので、旗竿敷地でも竿が非常に長い敷地分割になりました。
こんな敷地はダメだろうと考えていないで、ぜひお問い合わせください。
卵
黄身が中心で外から守られています。
高野健太(元スタッフ)
源真希(元スタッフ)
寺戸巽海構造計画工房 寺戸巽海
石和建設 美濃谷